2017年2月23日木曜日

かごとざる

休日に水戸芸術館で開催中の
石川直樹 この星の光の地図を写す」を見に行きました。

デナリ
北極と南極
K2
ヒマラヤ
世界の壁画群
国東半島

石川氏は世界を旅して歩き、写し
民俗学や人類学という観点から
極地から辺境、都市部までフィールドワークされています。

北極から南極までを自力で踏破
熱気球で太平洋を横断
生と死が紙一重のような冒険もされていますが
写真からは静けさや美しさが伝わります。

分厚い氷河や手つかずの原生林やヒマラヤの頂の存在は
日本にいて日常生活を送っていると
まるで無縁のように思えますが
揺るぎなく存在しているのですね。
そこに生きる動植物や人々と共に。

子供を連れていたので
最後は早足になってしまったのが残念でした。



帰りに立ち寄ったミュージアムショップで見つけた
民藝の教科書「かごとざる
以前から気になっていた本ですが
竹かご教室を前に
「いまがその時!」とばかりに購入しました。

人々の暮らしや風土や伝統からなる「民藝」
手仕事からうまれる「用の美」には
漁の道具、農作業や収穫、台所で使う、など
民俗学・人類学が背景にあります。
東北や九州、沖縄では材料も形も違ってくるのです。
かごやざる、
身近なものから紐解いてみようと思います。