2017年3月31日金曜日

つぼみ

常設でのオープンも今日でひと区切りとなりました。
朝、いつものように
その日の花を摘みに敷地を歩きました。

たくさんのつぼみをつけた水仙
まだ苞に覆われていて
これから咲こうという蕾たち
お店の入り口の漆の木に。

未来への期待を込めて



2017年3月30日木曜日

えびらフィールドワーク

常陸大宮の諸沢に地域に伝わる「えびら」を作りにゆきました。
今月開催した竹かご教室のご縁で
地域おこし協力隊の木元さんと竹のつくりて 勢司さんもご一緒でした。
教えていただいたのは、諸沢に住む会沢さんです。

集まったら早速材料になる「寒竹」を採りに。
(地域により「寒竹」「えびら笹」「おかめ笹」など呼ばれています)
杉林の中の斜面にひろがる寒竹の海。
そこから編むのに適した太さ・長さのものを切り出します。

















根元から切ると、130cmほどの長さです。
必要な本数を集めて、
その場で葉や枝を落とし、ひごにします。
















(木元さんと会沢さん)


場所を移して作業場へ。
足元にゴザを敷いて、足と手、体全体を使って編み始めます。
(両手・両足・頭がフル回転していたので、写真を撮れず)

ひごは適度にしなりますが
採った2日程の間に編まなければなりません。
材料として、保存しておくことができないそうです。
そして時期は11月~2月
今回はシーズン最後に何とかお願いできました。
この日は晴れてぽかぽか陽気でしたが
11月~2月は底冷えする寒さの時期。
材料を採ることや、長い時間座って編むことの大変さが
想像できます。
それでも会沢さんは嬉しそうに
「みんな喜ぶから」と作り続けているそうです。

さて、
会沢さんに教えていただきながらも
次の工程に移ると、前の作業で間違っていたころも気づき
度々直していただきました。




















完成したのは、こちら↓






















↑こちらは勢司さんのもの。しっかり編まれていて、とてもきれい。
小屋に何気なく吊り下げてみたら
暮らしとともにある姿が想像できました。




















色が変わって、すっかり馴染んだもの。
会沢さん宅の軒先にありました。

最後に、みんなで作ったものを並べて
















常陸大宮地域でも作る方が少なくなってきているといいます。
今回お話もたくさん聞けて、貴重な時間でした。
残してゆきたい手仕事です。


会沢さん、ありがとうございました。
そして、美味しいお味噌汁と手作りのお饅頭を用意していただいた奥様に
お礼申し上げます。どちらもとってもおいしかったー!

コーディネイトしていただいた木元さん
ありがとうございます。
またご一緒しましょう。

そして、びっくり!
私の田んぼづくりの先生・岸さんたちが偶然にも一緒でした。
驚いたけど、何だか納得。
これからも末永くよろしくお願いします。

桜 咲く

お客様に日立市から見えた方が2組いらっしゃいました。
日立市と言えば、桜の街
桜の様子を尋ねてみますと
「まだ固いつぼみかなー」ということでした

緑のの駐車場にある桜は
ひとつ、ふたつと咲き始めました。

という訳で、ビスケットも桜型にしました。
常設でのオープンも今日を含めあと2日。
ご来店を心よりお待ち申し上げます。







2017年3月23日木曜日

緑のの今後

ホームページでお知らせしております
今後の営業について
ブログでもご報告させていただきます。

平成29年3月31日(金)をもちまして
常設のギャラリー、カフェの営業を終了とさせていただきます。

出産後に再開してから、
ご贔屓にしていただいているお客様や
初めて来店されるお客様に恵まれておりました。
ですが
臨時休業や2時間ほどしか開けられない日があったり
常設の営業を維持するのが難しく
申し訳ない気持ちでおりました。
言葉にできないような思いでした。

今後は企画や展示会
定例の教室、イベントやワークショップの開催を中心に
営業してまいります。
内容により、開催期間や開催時間を設定しますので
ホームページ、ブログ、葉書などでお知らせいたします。


緑のは、結び、繋ぐことであると思っています。
ものとひと、ひととひと、そして次なる世代につなげてゆくこと。
先代から引き継いだ私自身のテーマでもあります。
それらを今後も続けてゆくということには変わりはありません。

これからも
どうぞよろしくお願いいたします。

清宮美香

2017年3月10日金曜日

でました

今日はほかほか陽気ですね。

落ち葉の下から見つけました。
フキノトウ

食べちゃいたいくらいかわいいな。






竹かご教室 ご報告

3/5(日)
勢司恵美さんの「竹かご教室」を開催しました。

参加者は遠くは千葉県から
地元常陸大宮の方までお集まりいただき
午前・午後の2回に分けての開催でした。


















今回作る四海波の花籠は
勢司さんが学んだ九州別府や西日本に伝わる形です。
日本ではそれぞれの気候や文化の違いで
竹で作られるものも
地域によって違いがあります。
茨城周辺ではざっくりと編まれた日用品
九州や関西になると細やかな細工がされた工芸品が多いという特徴があるようです。

勢司さんはといえば、青竹をつかって
”荒物”と呼ばれる普段使いの竹かご・竹細工のつくり手です。




















用意していただいた竹ひごを井桁に編んでゆきます。
みなさん、とても真剣。
でも、この時点でもう「楽しい!」の声が続出。



























底になる部分が見えてきました。
ここまでは畳の上での作業。
立ち上げは座って膝の上で編み上げます。
土間を囲んで





































「四海波」という名にあるように
4つの大きな「うねり」をつくります。
初めは「これでいいのかな?」と不安になりますが
次第に形が見え始め、整ってゆきます。

みんなで同じ形を作りますが、ひとつひとつ形が違います。
きゅっとしたまん丸な形
少しふわっとした形
その人の手から生まれた形、その人の個性
ワークショップの面白いところですね。

さて、完成です!
並べて撮影、どれが自分のかわかるかしら?























教室の最後はお茶の時間。
今回のお菓子は竹篇に因んで笹巻の「ちまき」
セレンさんの大きな俎板皿に載せて。
皆さんで勢司さんを囲んで
竹細工にまつわるあれこれのお話をお聞きしました。


ご存知ですか?
茨城は竹の生産量は全国でも3本の指に入る産地なのです。
勢司さんに教えていただきました。
ですが、職人は減り、高齢化が進んでいるので
勢司さんはその技を受け継ぐべく
地域の職人さんにも学んでいます。

印象的な言葉がありました。
「矛盾がない」こと
竹はどんどん生えてきます。
成長もとても速い。
自分で採ることができる。
そして最後は土に還る素材。
竹ひごになるのは竹のほんの一部の部位ですが
使わない部分はやがて土に還すことができます。
自然の循環の中にあるものづくり。
植物は人の手わざにより形を変え
暮らしの中で役立ち、彩りを添えてきたのです。

「矛盾がない」という言葉は
勢司さんの手から生まれるものの
潔さ、芯の太さそのものでした。


まだまだ伝えたいことがたくさんあります。
それはまた次の回に

2017年3月9日木曜日

臨時休業のお知らせ

本日3月9日(木)は都合によりまして
休業とさせていただきます
何卒ご了承くださいませ

2017年3月2日木曜日

チイニチハンメラ ご来場ありがとうございました

2/26(日)開催のチイニチハンメラ
ご来場いただきましたみなさま
ありがとうございました。

少し肌寒いけれど、よく晴れていたので
テントを張らず
思い切って青空出店となりました。
選んでお持ちしたものを手に取っていただけて
とても嬉しかったです。
お求めいただいたお客様、どうそ末永くご愛用くださいませ。



この「チイニチハンメラ」は
高萩市の「ら麺はちに」さんが主催しております。
自由で楽しい店舗同様
イベントにも楽しさが溢れていました。
赤ちゃんや元気な子供たちがたくさん来ていました。
大きな大きな三輪車に、えっさほいさの駕籠、紙芝居、、、
子供は大喜び、大人だって子供心をくすぐられるような
仕掛けもあり。
今後もますます期待したいイベントです。

そして今回も出会いと再会がありました。
出会った方々とは
またどこかで再会できますように!