10/28
つくばでのへニング・シュミートの演奏会に行きました。
そぼ降る雨の中、cox はその夜も美しく
キャンドルの灯り、シャンデリアの輝き、、、そして
通りを行く車のライトが
コンクリートの壁に銀河のようにキラキラした光を散りばめ
幻想的
時に目を閉じて、その世界を漂い
あるいは、ピアノの鍵盤に目を落とし
思い出がつまった曲
初めての曲に、心震わせ。
言葉にはしつくせないような素敵な時間でした。
「Spazieren」
この日の最初の曲「Der Regen hat aufgehort」は
私が初めてへニングさんの詩を聴いた曲
ドイツ語で、雨が止んで。
この日にぴったりの始まりだった。
「Schnee」
寒さの厳しい朝、氷から溶けた光、草木についた露
夕暮れに差し込む光の暖かさ、、、
冬の美しさを結晶にした1枚。
(Ice hore ー私たちのWedding Party でも使わせていただいた)
「Klavierraum」
妊娠中の奥さんに暑い夏を心地よく過ごせるように、、、と書かれたアルバム。
私は妊娠中そして生まれたての我が子を抱きながら聴いていた。
それぞれのアルバムは私たちの日々に寄り添っていた。
新しいアルバム「Schöneweide」と一緒に過ごす日々は
どんな風になってゆくだろうか。
そして緑のでも、「Spazieren」「Schnee」は流れ
季節の移ろいとともに
緑のを美しく染めている。
ある人がコーヒーを飲みながら
「音が小さくて、音楽が聴こえないんじゃない?」と言ったけど
ふとした瞬間に音が耳に、心に響く
気が付いたら音が寄り添っていた、
へニングさんの音楽はそこに宿っていると思っている。
coxの特別な空間。
オーナー並びにスタッフの皆様、ありがとうございました。