2017年11月3日金曜日

小鮒農園と小鮒千文さん


9月
初めて訪れた那珂川町の「小鮒農園」
家の入口にひときわ大きな松の木が立っていた。
その足元を小川が流れ、
山からの水が勢いよく流れている。
その奥にあるのが暮らしている古民家だった。

小鮒千文さんと初めてお会いして
たくさんのことをお話した。
食べ物のこと
体のこと
子育てのことだったり、
その時々での心の在り方も。

小鮒さんのお話に共感することが多く、
自然農での学びも共通していたり、
今、この時に出会えたことは幸せなことなんだと思うと
胸がざわざわした。


緑のはカフェの営業もお休みしているけれど
「食べること」に対する考え方・取り組み
「食べることは 生きること」
「食べたものが わたしになる」
そのことをイベントやワークショップで伝え、分かち合いたいと思っている。

小鮒さんが言っていた
「私の薬膳はケの薬膳。(ケ=日常のこと)
貴重な生薬を使うハレ(非日常)の薬膳もあり、
それはそれで即効性があったりいい面もあるけれど
ケの薬膳は毎日の食卓の中で、積み重ねられ
体や心を健やかにしてゆきます」
12月に企画した冬の養生のお話とごはんの会では
そんな「おうちでできる」ことを大切にしたいと思う。



あの日、帰りに大きな松の葉を拾って持ち帰った。
(大王松と教えていただいた)
30cmほどもある葉。
いただいた自家製の梅シロップや
端正込めて育てられた農園のお野菜と一緒に家路につくと
なんとも言えない温かな気持ちになったのだ。