2013年12月27日金曜日

今年の店じまい

年内の営業を終えて、今日は恒例の水のお社のお掃除。
お社のすぐ下には水が湧き出ていて
緑隠雪村庵を含むこの一帯に豊富な水をもたらしています。
一年のお礼を込めてのおつとめです。

さっそく、オーナーとふたりで降り積もった落ち葉を
せっせせっせと掃いていきます。
かなりの量です。
落ち葉の下からは苔むした階段が現れました。






















「掃き清める」という言葉がありますが、
掃いていると、気持ちも清められている心地がしました。

店に戻ると、来年1月3日の営業を前に
門に正月飾りをしつらえました。
















御前山の古代米の藁でつくったお飾りです。
編み方は御前山の先生たちに教わりました。
装飾には緑隠の庭と山から集めた松、ネコヤナギ、そして縁起物のナンテン。
難を転じて福となす!

今年も残すところあと僅か。
今年1年どうもありがとうございました。

皆様良い新年が迎えられますように。
どうかよいお年を。


2013年12月15日日曜日

テキスタイルスタジオFUの手つむぎ・手織り

朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

空気が澄んだ朝の吐く息の白。

それでも日中はぽかぽかと暖かく
陽の光で少しずつ体が目覚めてゆく・・・
赤く染まる夕焼け、夜が降りてくる空の諧調
冬を実感する時の身も心も引き締まるような感じは
案外いいものですね。


さて
テキスタイルスタジオFUのこと。

原毛・原綿から手でつむいで、手織り・手編みのものを作られています。
手つむぎの糸は空気をたくさん含んで暖かく
手触りがとても優しいのです。
洋服は着心地が抜群で
布をたっぷりと使った贅沢な仕立てです。

先日、追加入荷がありました。

手つむぎ、手織りのシャツ
ざくろで染めたコート
赤のワンピース
ミントグリーンのワンピース
白のストール
大きなブランケット・・・

みなさんそれぞれにぴったりのものを見つけて
さっそく身につけて帰る方も。
一点ものばかりなので気になる方はお早めにどうぞ。
















2013年12月6日金曜日

立原亜紀子さんの陶器















立原亜紀子さんの陶器

大らかな形と
女性らしい優しい色合いが魅力です。
ピッチャーには、庭で摘んだ花を無造作に飾るのがいいですね。
冬の間はハーブのドライフラワーや木の実などでも。

そして
簡単ではありますが、贈り物用にラッピングいたします。
お気軽にお申し付けください。

2013年12月5日木曜日

年末年始の休業のお知らせ













今年の営業は12/26(木)までとさせていただきます。
年が明けまして年始は1/3(金)から営業いたします。

初詣帰りや帰省の際に是非お立ち寄りください。
お待ちしております。

2013年11月30日土曜日

冬の贈り物

今日から始まりました
冬の贈り物 手仕事のぬくもり

寒い冬に手触りのよいものが恋しくなります。

テキスタイルスタジオFUの毛織物。
ストール、帽子、コート。
色合いは
シンプルだけど変化のあるモノトーン。
そして鮮やかな色は深みがあるのでとても上品です。

はんどめいど唯の中村さんは編み物
独特の色使いと形は
遊びごころそのもの。

また、暮らしを楽しむものも登場します。

鵜沢ガラス工房のガラス
たとえば、
暖かい室内でお酒を愉しむ ワイングラスと酒器。
キャンドルスタンドとランプ。
そして、クリスマスから年末年始、ひな祭りまで
冬から春へと続く季節のもの。

立原亜紀子さんの陶磁器では
ディナープレート、パン皿、サラダボウル
カップ&ソーサー、ティーポット・・・
クリスマスディナーのテーブルコーディネイト。
みなさんはどんなお料理を盛り付けるでしょうか。


触れて 見て 感じる 「冬」

織物は自分へのご褒美に。
ガラスと陶磁器はギフトにおすすめです。
「贈り物」をお探しの方はお早めにどうぞ。

12/23(月・祝)まで。


2013年11月27日水曜日

12月の定休日

師走、師走・・・

まもなく始まる12月の「冬の贈り物」

来年の干支は「馬」
鵜沢ガラス工房からは「馬」のオブジェが届きます。
楽しみです。

12/23(月・祝)は営業いたします。
翌12/24(火)は振替でお休みをいただきますので、ご了承くださいませ。

お庭の ゆず























緑隠のお庭の柚子が今年はたたわに実りました。
去年は数えるほどだったので、嬉しいですね。
そして実家の木も豊作です。
朝取りの柚子、たくさん獲れました!

今日はフレッシュな実で早速シロップを作りました。
自家製の「柚子水(ゆずみず)」「柚子湯(ゆずゆ)」になります。
これからの時期は「柚子湯」がおすすめです。
冬のお散歩の合間にいかがでしょうか?

そしてこれから柚子ピールづくり。
近いうちにお出しできると思いますので
どうぞお楽しみに。

 
お店中に柑橘のいい香りが満ちていました。
自然の香りはやっぱりいいもの。
穏やかで幸せな気持ちになります。

そして何となく、年末年始に思いを馳せます。
おせちを連想させるからでしょうか・・・?

2013年11月26日火曜日

砥部焼 入荷しました















砥部焼の窯元・中田窯から
そば猪口・飯碗・小皿・プレートが届きました。

とても丈夫で、毎日の食卓にどんどん使ってほしい器。
お正月のお料理にもおすすめです。




砥部焼とは・・・

愛媛県伊予郡砥部町は盆地の地形をいかして、
古くから焼き物が焼かれていた。

奈良平安時代には切り出された砥石が「伊予砥」と呼ばれて
その名が広く知られ

江戸時代になると
山から切り出された砥石屑が磁器の原材料となることを知り、
たくさんの試行錯誤を経て、白磁器の焼成に成功した。

2013年11月17日日曜日

土鍋ワークショップ 窯焚き

ワークショップ「土鍋づくり」の2回目
米川利夫さんの「陶房ときわ」で、窯焚きをしました。

米川さんは早朝4時に窯に火を入れ、
約20時間にわたる焼成が始まりました。

参加のみなさんはそれぞれに集まり、穴窯体験がスタート!
力強い助っ人
城里町在住の陶芸家・園部智子さんも手伝いに来てくれました。
















午後3時、緑隠からは出張で「コーヒーの時間
陶房の木漏れ日の中でお茶の時間です。
















差し入れにたくさんのお菓子をいただきました。
ありがとうございます。

さて、ここからが後半戦。
薪を運び、竹を割り、大忙し。
みなさん初めての作業なので米川さんに聞きながら
窯に木をくべます。





































時間が経つのもあっという間で、
時折空を見上げると、夕暮れまで空が刻々と色を変えていました。
美しい秋の一日、そんな言葉がぴったりの時間でした。

やがて煙突からは火柱が立ち、
ごうごうという音と共に、火の勢いが増してゆきました。































最後は竹をくべて、一気に火の力を強めました。
竹の燃える音が深夜の静寂に響く・・・
いよいよクライマックスです。

午前零時をまわった頃、火を落としました。
入口を塞い徐々に熱を冷まします。

途中、タヌキという思わぬゲストやパプニング、
書ききれない程の数々のエピソードが誕生し
全2回にわたる「土鍋ワークショップ」が終了しました。


深夜までご参加いただきまして、ありがとうございました。
ご協力いただきました米川さんに深く深く御礼申し上げます。

2013年10月31日木曜日

木工房SEEDSのひとり盆

ひとりでの食事はついつい手を抜いて
ごはんと、あり合わせのものや漬物で済ませてしまうこともあります。

せめて器ぐらいは整えて、と
小皿や小鉢を組み合わせます。

木工房SEEDS・佐々木さんの「ひとり盆



このお盆に茶碗とお箸、居間のテーブルに運んで
ひとり気ままに食事をするのにいいかもしれない。

お正月などのハレの日には
酒器を載せても。

思い思いの使い方をお楽しみください。

盆 木工房SEEDS
椀 米川利夫
皿 鈴木宏美

米川利夫さんの角皿

「土鍋づくりワークショップ」で講師をお願いした、米川利夫さん。

米川さんは地元の御前山の土を長い時間かけて陶土にしています。
とても根気のいる作業ですが、
自前の土や釉薬から独特の作品が生まれます。

(先日のワークショップでは御前山の土を使わせいていただきました)

今回、藍釉や粉引のいつものラインナップに加えて
灰釉や焼締めのものもご覧いただけます。



灰釉打紋角皿

栗の木・葉・イガの灰を使っているとのことです。
そう聞くと、栗のお料理を盛りたい感じです。

渋い緑色が味わい深いお皿です。

2013年10月30日水曜日

桑原哲夫さんの注器

ポットや急須で人気の桑原哲夫さんの作品

一度使うと使い勝手のよさに手放せなくなります。



炭化醤油差し

イチジクの形にも
小さな動物のようなかわいらしい姿にも見えます。
手に取ると驚くほど軽いのです。

ロクロで挽いた後、蓋をつけています。
注ぎ口や蓋の作りの仕上げがとても丁寧です。
道具としての美しさ。


「ごはんもの」をもうひとつ。

急須はお茶のものですが、
毎度の食事に欠かせないものです。

焼締めの急須を見ていたら
お茶漬けが食べたくなりました(笑)



茶碗に急須。
お夜食セット、できあがり。

急須 桑原哲夫
碗  米川利夫

2013年10月27日日曜日

それぞれの粉引

白が好きです。

花も服も器も。夏には夏の白、冬には冬の白。
白いものに目が止まります。

展示の作家の器を見ていたら、共通点がありました。

粉引

凛とした白から、ぽってりとした白、それぞれの肌と色味。


(左より、沼田智也、桑原哲夫、米川利夫、鈴木宏美)

米川さんはたっぷりとして暖かい
桑原さんはすっきりと潔い
鈴木宏美さんのものは少し黄味を帯びた陽だまりのような温もり
沼田さんの白は貫入や景色も味わい深い

これは私の印象で
手にしているみなさんもそれぞれに感じるものがあるようです。

同じ技法から生まれる独自のものづくり。

見比べるのもの面白い。


「粉引」とは
李朝から伝わった陶器。
素地の上に白化粧土を掛け、透明釉薬を施したもの。
独特の柔らかい風合いが永く日本人に愛されています。

2013年10月26日土曜日

土鍋ワークショップ かたちを作る

今日は「ごはんもの」のイベント「土鍋づくりワークショップ」でした。

今朝は台風の影響で悪天候だったので、みなさんのアクセスを心配しましたが
無事、全員揃って始まりました。
そして、「今から参加できますか?」と問い合わせも入り、
日立から車を走らせて、1時間遅れで参加されたかたも
いらっしゃいました。


講師は米川利夫さん。

常陸大宮市野口(旧・御前山村)に「陶房ときわ」をかまえ、
作陶されています。

タタラ作りでの作り方のデモンストレーションの後、
鍋の部分から成形が始まりました。







蓋は持ち手やつまみ部分を思い思いの形に。
線刻で模様を描いた方もいらっしゃいました。



ひとまず形作りの完成!
次回は11/16(土)、穴窯での焼成です。
窯入れの様子もレポートしますので、お楽しみに。

2013年10月25日金曜日

田代倫章さんの鉢とプレート

田代さんの器は極めてシンプルです。

第一に、形がきれい。無駄がないような、すっきりとしたライン。

そして、焼締めの土肌。
白・黒・緑・緋色といった限られた色彩が
器の中での微妙に変化しています。


田代さんの器より「灰釉のボウル
自然灰の釉薬が、薄緑がかって流れている。
深淵に引きこまれるような景色です。



黒焼締めプレート

私は黒焼締めのプレートをどんなお料理にも使います。
有機野菜のグリーンサラダ、、豚肉のロースト…。
パスタも盛りつけます。
黒米を入れて炊いたごはんのおにぎりなんかも
ひときわおいしそうに見えるから不思議です。

さて、今日の料理は何にしましょうか。


田代倫章(としふみ)さんについて。

田代さんは益子で作陶されています。
陶芸家の今成誠一さんに学んでおりますが、
お話するなかで、この雪村庵と緑隠雪村庵との間の深いつながりが判明しました。

雪村庵のお池に潜んでいるオオサンショウウオ
「本物?」と思ったら、陶器なのでした。
このオブジェを制作されたのが今成さん。
緑隠の庭にも貝のような形をしたオブジェがあります。
以前に展示会をされたことがあるとのこと。

お弟子さんにあたる田代さんとは偶然の出会いでしたので
そのようなことを後に知ることになりました。

焼締めの器に伝えられた確かな技が宿っています。

2013年10月24日木曜日

沼田智也さんの飯碗

沼田さんの染付は軽やかな絵付けと、モチーフの扱いに独特のセンスがあります。

天塩皿に、シカが飛び跳ね、蜘蛛が巣を張り、
蓮が花を咲かせています。

ご飯茶碗には古典的な縞模様。
どことなくおしゃれです。



染付縞茶碗



染付縞茶碗

2013年10月23日水曜日

鈴木宏美さんの飯碗



桜絵付け茶碗
外側の鉄釉の深い茶と
内側の粉引にほんのり描かれた桜の花が、大人な雰囲気のお碗
女性が手にしたらきれいだろうなと、しみじみしてしまいます。




しのぎ飯碗
粉引のしのぎのお碗も
黄味がかった優しい色合いで、またいいのです。

鈴木さんの作品は柔らかくゆったりとした円みが
手の中に優しく馴染みます。

今回はお碗をメインにお願いしました。
粉引のもの、鉄釉と粉引の掛け分けのものなど
バリエーションがあります。

お好みのものが見つかるでしょうか。

2013年10月19日土曜日

「ごはんもの」 いただきます!

本日、ふるまい餅で始まりました「ごはんもの」

まずは今年の収穫を祝って、男衆による餅つきが始まりました。







常陸大宮の岸さんと陶芸家の米川さん、沼田さん。
遊びに来てくれたガラス作家の前嶋さんとお客様も飛び入りで参加。
餅をぺったんぺったん、どしんどしん。

つきたてのお餅をいただきます!

岸さんのもち米は米の味がしっかりとしていて、甘みがあります。

まずはシンプルに餅の味を楽しんで、
青ごぜん大豆のきなこもちと、エゴマと豆腐を和えたエゴマもち
最後はさっぱりと大根もち

素材そのものの味が活きて、おいしく仕上がりました。
この時期ならではの特別なおもてなしになりました。


さて、次回は作家さんそれぞれの「ごはんもの」を紹介します。
お楽しみに。

2013年10月13日日曜日

茨城新聞でご紹介いただきました



いよいよ今週末に迫った秋の企画「 ごはんもの

本日10/13(日)の茨城新聞日曜版「テイスト」で
ご紹介いただきました!

「テイスト」は茨城の食を様々な角度から取り上げています。
生産や販売の現場、旬の食材にスポットを当てているので
毎週楽しみにしている紙面です。
「新米」はまさに今が旬。
嬉しいことに、1面に掲載なのでした!


今回は「食と器」
器も食の一部です。
料理により器も活き、器により料理も活きる。

「ごはんもの」は毎日使う生活の中の器。
特別な料理ではなくても、、
作った人の優しい思いが伝わるような料理がいちばんのごちそうです。


取材当日にはオーナーと「新米でおもてなししよう」と
塩むすびを作りました。(餅つきは19日のお楽しみ)
私が今年漬けた梅干も登場です。

大口を開けて、ごはんをほおばっているのは私です(笑)

塩むすびが載っているのは桑原哲夫さんの長皿
その向こうに
田代倫章さん、鈴木宏美さん、米川利夫さんの器。
木工房SEEDSのおしゃもじがどーんと前面に出ていますねー。
私がご飯を食べているのは沼田さんの茶碗です。


取材を通して緑隠の企画で大切にしているコンセプトを
記者の方やカメラマンさんとも共有できたことは、何ものにも代え難い喜びです。
こうした出会いを糧として、より奥行きのある場所になることが
このお店の将来像です。


この度、貴重な機会をいただきました茨城新聞社様に
深く感謝申し上げます。

2013年10月4日金曜日

「ごはんもの」

緑隠の水辺の古代米が実りはじめました。
こしひかりよりもずっとずっと背が高く
黒や紫色の稲穂は野性味あふれていて、力強い。

食と暮らしを考えてきました。
米や野菜を育て、作ることの大変さを知り、収穫はこの上ない喜びに。
不揃いだけど、たくましく育った食材を料理する楽しさ。
素材や季節に合わせて器を選ぶのも、また楽しい。

日本では一年を通していろいろな作物が採れますが
お米の収穫は格別な思いがあります。

稲を育てる米の民へ、思いを込めた企画です。



「 ごはんもの 」

10/19(土)~11/4(月・祝)

田代倫章(陶)
鈴木宏美(陶)
米川利夫(陶)
桑原哲夫(陶)
沼田智也(陶)
木工房SEEDS(木工)

飯椀、鉢、大皿、箸、箸置き

いつもの食卓
欠かせないご飯の相棒探し

いつもの食卓にはない雰囲気のものを
新しく取り入れるのもいいかもしれませんね。


企画にあわせて
餅つきのイベント「ふるまい餅」や「土鍋つくりワークショップ」もあります。
食べることが好き!作ることが好き!
そんな方は是非ご参加ください。

2013年10月3日木曜日

土鍋つくり ワークショップ

10/19からの「ごはんもの」に合わせて陶芸のワークショップを開催します

ひとり用の土鍋を作ります。
炊きたてのまま、テーブルに載せて「いただきます!」
体の疲れを感じた時には、おかゆを炊くのもいいですね。



土鍋づくり 穴窯体験

10/26(土)10:30~12:30 成形 土鍋の形をつくる
11/16(土) 9:00~    焼成 穴窯に火を入れる

講師 米川利夫さん(陶芸家・常陸大宮在住)

参加費 2,500円 (材料費・お茶代含む)

電話・ファックス・メールにてご予約を承ります。

初めての方でも気軽にご参加いただけます。
そして、窯入れも体験できるので経験者の方にも貴重な会になりそうです。

是非、ご参加ください!

【お詫び】
ワークショップの日付に誤りがありました。
修正し、お詫び申し上げます。
正しくは

11/16(土)9:00~

ご確認よろしくお願いいたします。

2013年9月29日日曜日

古代米ぜんざいとほうじ茶

しばらくの間お休みしておりました古代米を使ったメニューが
新しく復活です。

古代米ぜんざいとほうじ茶

常陸大宮のおひさま農園の有機栽培古代米

今ご用意しているのは古代米の中でも「黒米」で
黒米はビタミンCや銅・亜鉛・マンガンなどのミネラルを多く含んでいるので、
体にとても良いのです。
生命力溢れるスローフードですね。

一緒にお出しするのは
常陸大宮や常陸太田の茶葉を焙じた「ほうじ茶」。

お口直しの野菜のお漬物などは
その時期に地元で採れたものです。

おでかけの合間に
ほっと一息いかがでしょうか。


緑隠ではオープン当初から
その土地で採れたものをいただく地産地消
森、木の葉、土、作物・・・と、ぐるりとまわる命の循環を大切にしています。
今こそ自然や食べ物のことから暮らしを変えていきませんか。
私たちもその循環の中にあるのですから・・・

2013年9月25日水曜日

雨ニモマケヌ お地蔵さん





















こんな顔をされたら 怒り顔も 笑わずにはいられません

いつも静かに笑っている

緑隠の庭の お地蔵さん


こちらの写真はお客様に撮影いただいたものです。
(先日の赤津さんご一行の写真もいただきました)
お地蔵さんの表情、土の質感、苔むしている感じ
とてもよく写していただきました。
Aさん、ありがとうございました。

2013年9月22日日曜日

水の旅 大地をめぐる記憶

先日、11月ライブの演奏者・赤津代里子さん一行が来店されました。

ライブに先だって、県北ジオパークのインタープリンターと一緒に
緑隠雪村庵周辺を歩くツアーの途中に立ち寄られました。





赤津さんは伝統楽器・箏の奏者です。
いにしえから伝えられた楽器は、日本の歴史や文化と深い関わりがあります。
そして歴史や文化はそれを生み出す大地(地形)によって
その土地ならではのものを形づくります。

緑隠で演奏するにあたって、
この風景を生む地形、水の流れ、人里と自然の関わりを知りたいという
赤津さんの希望があり実現されたそうです。

「場」を感じ、理解を深め、演奏に臨むという取組みに感銘を受けました。

里川の流れ
季節の移ろい
人里の暮らし

このツアーで見聞きしたことを背景に
どんな音色を聴かせてくれるのか、今から楽しみです。

赤津さんの箏の音色はどこか懐かしく、心揺さぶられます。
みなさんはどんな思いを重ねるでしょうか。

ぜひ、同じひとときを。



2013年9月12日木曜日

柏木工のイージーチェア


飛騨高山の柏木工のイージーチェアです。
ユーズドですが、メンテナンスが済んでおりますので、
ぐらつきもなく、そのままご使用いただけます。

座面も張替済みです。

リビングで寛ぐときにちょうど良いサイズです。
2脚揃えるのもおすすめです。
小さなコーヒーテーブルを挟むと、カフェのような雰囲気になりそう。

暑さが和らいだら
お部屋の中も秋冬モードに模様替えですね。


サイズ : W60  D70  H22  SH37
価格  : SOLD



2013年9月8日日曜日

お箏ライブ 「琴線の記憶」




『伝統』を伝えてゆくこと―
それは教えをひとつ。ふたつと紡ぎつづけ
ひとり、ふたりと繋いでいくこと

水面に浮かぶ花びらが連なるように
どこまでも…




「琴線の記憶 第二章 草木のつゆ音」

演奏者 赤津 代里子さん

2013/ 11/9(土) open 15:30 start 16:00

ticket 前売り2,500円 当日3,000円

前半は古代アイヌのトンコリや邦楽の音階、古典や地唄ものから現代ものまで
箏のうつり変わりを語りを交えながら、演奏していただきます。

後半は日本の原風景や四季をイメージしたオリジナルの曲を
演奏いただきます。

途中の休憩では実際に箏に触れ、弦の響きを体験していただくような
ワークショップもあります。

10月のひたちなかに始まり、2月の笠間までのツアー。

第二章は緑隠雪村庵を舞台に
日本の伝統が培ってきたもの、人を育む豊かな情緒を
箏の調べに乗せて、お届けします。

チケット販売が始まりました。
店頭でご用意しております。
メールでのお問い合わせも受付けておりますので
お気軽にお問い合わせください。

2013年9月1日日曜日

9月のお休み



暦の上ではセプテンバー

9月のお休みは定休日のみとなります。

今月はレストラン雪村庵の営業日が変則的になりますので、
お食事の前後にご来店をご希望の方は
事前にご確認くださいませ。



9月、あたらしい朝

ギャラリーでの仕事が1年経ちました。
雪村庵での仕事を含めると3年。
あっという間でした。

知らないことがいっぱいあるということは、いいこと。
知らないから、恐れず取り組める。
そしてそこから、たくさん学べる。

昨日栃木からいらっしゃったお客様との出会いの中での言葉。

その言葉を聞いて、ワクワクしつつも
この1年でどれだけ学べただろうか、と省みました。
自身の成長は自分自身では計れません。

これからもこの仕事とこの場所に携わる中、たくさんの節目を迎えることですが
初めの1年はとても大切な年となってゆくことと思います。

作り手さんや、関わる多くの方たちに支えられております。

今日からまたスタートです。
あたらしく1歩を踏み出して、あたらしい扉を開くような朝です。

これからも恐れ知らずで邁進したいと思います。

まずは10月の企画と11月の音楽イベント
乞うご期待を!

2013年8月31日土曜日

柴崎智香さんのお香立て



「智智展」が終了しましたが、柴崎さんと沼田さんの作品が
ほんの一部ですが引き続きご覧いただけます。

まだまだ出番の多い蚊取り線香立て。
「こういうものを探していたの」とおっしゃるお客様が多くいらっしゃいます。
小さなところにこそ気を配りたいものです。

お香立ては沼田さんの染付皿との組み合わせもおすすめです。

お香のかおりはどこか懐かしくて、こころが安らぎます。
虫の声を聴きながら、
夏の名残りを語らうのはいかがでしょうか。

仙人とカエル



ノイバラに絡んでいたセンニンソウ

入口に飾りました。
緑のつるに白い花が爽やかで、風がそよいで気持ち良さそう。
センニンソウは秋を告げる花とも言われています。

花後の種に白い毛が生えて、仙人のヒゲのようなので
センニンソウと名前が付いたらしいのです。

カメラのファインダーから目を離して
枝先を見ていると
傍にある漆の木にカエルを発見!

目が半開きで、眠いのだろうか?暑いのだろうか?
(上の写真をクリックするとカエルがしっかり写っています)

どんなに近づいても、じーっとしていました。
仙人ではないけれども、
こう暑いなら動くまい!と決めたような様子でした。


2013年8月24日土曜日

ケヤキの長テーブル 入荷しました



畳にも板の間にも合う、ケヤキのテーブルです。
脚の部分に一部ナラ材を使っております。
オーダーでお願いしていた家具です。

割れや虫食いの風合いも活かしつつ
モダンな仕上がりになりました。

木目が主張しすぎず
それでいて木の質感がよく出ています。

リビングの真ん中でテレビを置いてもよいし、
和室の飾り棚として使うのもおすすめです。


サイズ : W199.0 D30.0 H24.0
価格  : 58,000円
在庫  : 1




2013年8月15日木曜日

梅干し



梅干しを作り始めて、5年目。
毎年失敗を繰り返していますが、続けていきたいことのひとつです。

遅れていた土用干しをしています。

赤く染まった梅が並んで、あたりがほのかに梅干しの香り。
試しに1粒食べてみました。
お天道様の下、美味しさが濃縮されて
「いい塩梅」

あと1日で仕上がります。出来が楽しみです。


【追記】

水辺の古代米がたわわに実った頃
「米」をテーマにした企画を予定しております。
どうぞお楽しみに。

2013年8月10日土曜日

花の余韻

「智智展」にはたくさんの方にご来店いただき
ありがとうございました。

立秋を過ぎましたが、昨日今日と暑さの勢いが増しています。
日中のお出かけには用心してくださいね。

「智智展」が終わりを迎えるころ、悲しい知らせを受けました。
展示を無事に終え、その後数日は慌ただしく過ぎ、
お店はようやくいつもの営業が始まりました。

昨日は活け花・文人花の会でした。
なかなかうまく活けられず、
先生からの「何が活けたいのか!」の言葉に
もう一度気持ちを整えてのぞみました。

白い花器に桔梗を一枝
もうひとつは、漆の器に鉄砲百合
故人を思い、花を捧げました。


今日は
お客様からの残暑見舞いで心癒されております。
嬉しい言葉に励まされています。

絵葉書には女郎花と萩の秋の気配。

展示のため2週間近く、庭仕事を休んでいたので、
久しぶりに庭に出てみました。
女郎花も萩も咲き始めていました。

雑草も好きなだけ大きくなっている!
さて、庭仕事に精を出さなくては。




2013年8月2日金曜日

和の色合わせ

前回のガラス展では野の花を使って取り合わせを楽しみましたが
今回「智智展」では苔玉を合わせました。

トクサ、梅花空木、ホトトギス、イタドリなど葉の色や形が楽しめる仕立てです。

鉄と陶と和家具、それぞれの素材と想像以上に合っていて
涼感あふれる空間になりました。

鉄の黒茶色 と 苔色
陶の呉須 と 風知草の若苗色

「和」を感じる美しい色の取り合わせです。

今回、あえて写真は控えさせていただきます。
ぜひ、実際に見ていただいて、
お好きな色の取り合わせをお楽しみくださいませ。

お待ちしております。

*8/4(日) 沼田さんが在廊いたします。

魔法のカギ

「智智展」もあと3日

毎日作品を見ていますが、その時々で惹きつけられるものが違うのが不思議です。

染付の絵や、紫や緑の釉薬も珍しくていいなと思ったり。
陶器の触り心地や重さを比べてみたり。

鉄の風鈴はひとつひとつデザインが違うので、迷って仕方ありません。

私の気まぐれだろうかと思っていましたが、
作品ひとつひとつに、そのものにしかない魅力があって、
だから見る度に、その魅力を発見しているような気がします。

そして、お客様と話していると
また別の視点から見ていることがわかって、新鮮な驚きがあります。


昨日はとてもいい出会いがたくさんありました。

好きなカフェギャラリーの店主様、
以前の勤務先の先輩たちと先生、陶芸作家さんとその奥様
みなさん素敵な方たちで、お話が尽きませんでした。

ブログを楽しみにしているというお客様!
一瞬で気持ちが通じてしまい、手を握り合ってしまいました。
嬉しくて言葉になりません。

日々感じたこと、みなさんにお伝えしたいこと
書きながら、迷ったり、立ち止まったり
思いが溢れて、手が自然に走り出したり。

私にとって書くことは大切な表現です。
つたないながらも
このノートに編んでゆきたいと思います。

末永くよろしくお願いいたします。


清宮 美香

2013年7月31日水曜日

鉄と陶の風情