2018年12月19日水曜日

勢司さんの「青竹ものがたり」前編

12月、凍てつく朝
眩しい朝日を浴びながら、車を走らせて、向かうは竹林!

勢司恵美さんの「青竹ものがたり」
前編の、始まり

かご屋の経験からの竹の見極め
伐り方、枝の始末、運び出し、、、
なかでも、ひときわ太く大きな竹を伐り、片手で引っ張る様は
堂に入っていて
それは見事だった。

集まった皆さんもノコギリを片手に
枯れた竹を伐りながら、道をかき分けて、
竹を探して、ぐんぐん進む。
伐った竹は思った以上に重さがあって
両手で引きながら、竹林の外へ。
汗も流しました。

午後は場所を変えて、緑の。
店先の庭で小物作り。
お正月に早速使えそうな花入れや器に
思い思いの形になってゆく。

ノコギリとノミと小刀とで
竹を扱う感触をに慣れて
次回はいよいよ、ひご作り体験
そして、ざる編み♪

1か月後
「青竹ものがたり」の後編へ、つづく


















































2018年12月12日水曜日

えびら作りのワークショップ

常陸大宮の一部の地域で昔から作られている「えびら」
えびらはおかめ笹を使ってつくります。
おかめ笹を伐るのに適しているのは11月~3月までの間。

ちょうど田畑の作業がひと段落ついた時期と重なるので
きっと農閑期に手仕事で作られていたのでしょう。
けれども、今は作る方も少なく
失われつつある地元の手仕事になっています。

地域に残る資源を活かし、生き方、暮らし方を提案してゆきたいと
今年も常陸大宮市地域おこし協力隊の松原枝里さんが企画しました。
今回は1月と3月に開催します。
どちらかの日程でご都合が合うときに、是非ご参加ください!

日時
【1回目】
1/26(土)10:00~12:00 竹の切り出し
1/27(日)10:00~17:30 えびら編み

【2回目】
3/16(土)10:00~12:00 竹の切り出し
3/17(日)10:00~17:30 えびら編み

※竹の切り出しに参加できない場合はこちらで材料を準備します。

場所: 竹の切り出し 国神神社(常陸大宮市盛金)
    えびら編み 緑の(常陸大宮市下村田204-2)
参加費:4000円
定員:7名
持ち物:園芸用グローブ、長靴、飲み物 ※あれば剪定ばさみ、革手袋
当日は動きやすくて汚れても良い服装でお越しください



2018年11月29日木曜日

小鮒千文さんの発酵漬け教室

小鮒千文さんはご夫婦で農園を営んでいます。
今回の発酵漬け教室に使うお野菜はご主人の拓丸さんが
手塩にかけて育てたもの。
見るからに瑞々しく、色鮮やかな根菜類を揃えていただきました。

源助大根、これは私も家庭菜園で育てたことのある
在来種の野菜。
黒大根なんて、珍しいものも。

材料は野菜と塩。
野菜についている常在菌が乳酸発酵して、発酵漬けができあがります。
とってもシンプルですが、そこにはコツもあり
小鮒さんならではの工夫があります。

漬物というと減塩が気がかりになるので
体にいい塩分の摂り方や
体にいい塩選びから教えていただきました。




今回の教室に参加された経緯はみなさんそれぞれで
・家庭菜園で育てた野菜で作りたい
・地域の人たちと一緒に漬物を作りたい
・発酵食に興味がある
・アレルギーのある子供の食事のため
・お腹を下しがちな子供に発酵食を取り入れたい
・レストランの料理に取り入れてみたい などなど

みなさんのお話を聞いていると
ほんとうに様々な角度から、「食べること」を考えていました。

印象深い話もありました。
参加者のお父様が若かりし頃ドイツに仕事で滞在していた際に食べた
「ザワークラフト」
帰国後、本物の味をしっているお父様は、市販の味に馴染めず
「死ぬ前にもう一度、あの本場の味を食べたい」と言われていたそう。
参加された女性は、この発酵漬けの方法を試して
お父様に食べてもらいたくなった、と言われていました。

食の記憶
食べ物で思いを伝える。
食べ物で思いは伝わる。





















2018年11月8日木曜日

辰ノ口親水公園のお蕎麦

12月の青竹教室は一日がかりの教室。
竹林で汗を流した後は
お昼には持ってきたお弁当をみんなでいただきましょう!
(各自ご用意ください。)
または、公園に隣接している「しんすい庵」でお蕎麦を食べるもよし!
(お蕎麦だけじゃなくて、うどんもありますよ)

地域の女性たちが作っています。
おふくろの味でスタミナを補給して
午後の小物作りにのぞむのも、おすすめです。


↓つけけんちん蕎麦









辰ノ口親水公園と竹林

常陸大宮を北から南に流れる久慈川。

緑のから国道118号線を北に10分ほど車を走らせると
久慈川が並走するようになります。
久慈川の両岸には竹林が続き
里山の風景の一部になっています。

その側に暮らしていたこともあり
私にとっても懐かしい風景です。


地元の方は昔からみんなで竹林を守り
切り出した竹を売って糧にしたり
かごや農作業に使っていたようです。
まさに地域の宝

今回「勢司恵美の青竹ものがたり」でお借りする竹林
その名でよくわかります。
辰ノ口共有財産管理委員会

2018年11月6日火曜日

こんなに可愛いの

それで、どんなことをするかというと
イラスト
勢司さん

「描いてみてください」とお願いしちゃいました。

見るたびに、にんまりしてしまいます。



勢司恵美の青竹ものがたり

山から切り出したままの「青竹
時間が経てば次第に色が変わり
使い込むほどに飴色になってゆきます。
伐りたては香りも良く、


油を抜くという加工した「白竹」もありますが
勢司恵美さんは青竹で「荒物」を作ります。
竹かご作りもどんどん高齢化し、失われつつある手仕事になっています。
「竹」にまつわるものを貪欲に学び
受け継いでいる勢司さん。

今年の夏は一緒に久慈川沿いの竹林を歩き
青竹やかご作りへの思いを垣間見ました。
あのかご達はこうして作られてるのか、、、
みなさんも、かご屋の日常を
肌で感じてみませんか?


一緒に竹林に入り
竹きりから、かご編みまでのかご屋の仕事を
やってみる

「勢司恵美の青竹ものがたり」です

2018年12月16日 と 2019年1月20日











2018年11月2日金曜日

発酵漬け教室



ホームページでご案内しておりました
「小鮒千文さんの旬野菜の発酵漬け教室」
とても好評で
残すところ午後の部のみのご案内になりました。

男性からのお申込みもあり
様々な方に興味をもっていただけて嬉しいです。

食べることは 生きること

今回も発信してゆきます


2018年8月26日日曜日

藍、現る





























水と空気に触れ 藍が現れる
 そして空と溶けあう


5月の種まきから、生育を心配しながらも
天水と土の力を頼りに活き活きと育ちました。




































まずは一枚、堀尾さんの手ほどきで1枚完成。
ここから、二人組でそれぞれ思い思いのものを染めて行きます。
グラデーションの取り方も様々。
直線、曲線、うねり、にじみ

藍をミキサーにかけ
濃緑のとろりとした液状にし、腰袋で絞る。
丁寧に染めたら
水で流し、天日へ。

しだいに
阿吽の呼吸のような
流れるような作業になり
こんな暑さなのに、汗を拭いつつ
見ていても気持ちの良いような。
なんだか胸が熱くなるのも
いつの時代も女性たちの仕事は
力強く、しなやかで
体や心やDNAにも刻まれていいるのかな、と
やっぱり胸が熱くなる。



























堀尾さんは約30年前に子育て中のお母さんのための教室を始めました。
幼稚園に通っている間の2時間
お母さんのなかでそれぞれに得意なものを持ち寄り
絵画や染め、織物、編み物、パッチワークと幅を広げて行きました。
すると自然に素材に回帰してゆく。
綿を育て、染め、紡ぎ、織る。
羊毛も同じく、染め、糸にし、織物や編み物へ。
教室の生徒さんとは日本の手仕事を尋ねる旅にも出かけるそう。
今年は島根へ
「少しずつでも続けてこれたから、今もできるのよ」

堀尾さんの進め方、考え方も共感できることも多く
例えば化学的なものを多用しないのも
染料も自然に還すときのことを考えているから。

手仕事も
「うまい下手・良い悪いよりも
 味わうこと、より好きと思える感覚」を大切に、と。
それは
生き方の軸と通じているな、と感じました。







追記
藍を育てていたところは
もともとは小菊が植えられていましたが。
年々弱っていたので、少し土壌改良をしようと
庭つくりのパートナー耕し、緑肥を入れ、草木灰をまいてくれていました。
「きれいな花を植えたら?」と言ってくれていて
どんな植物を植えようかと考えていましたが
長年温めていた「自然の恵みをいかす」という原点に立ちました。

親子ほど年は離れていますが
緑のの庭を大切にしてくれている同志的存在。
この教室のことを報告するのが楽しみです