2012年11月29日木曜日

再会

緑隠の門をくぐってすぐにある紅葉も毎日ハラハラと
落ち始めました。
赤と黄色の葉が、道を埋め尽くしています。

今日は以前にとてもお世話になった方が来店されました。
突然のことで驚きましたが
少しも変わらず、(以前以上に)お元気そうで、
話していると、この数年のことがあっという間のことのように思えてきました。
情熱的な方、元気をいただきました。

出会いと同じく、再会も思ってもない時にやってきます。

そしてそれはいつも信じられないタイミングで起こり、
思い迷うことにヒントをくれている。
言葉にするのは難しいのですが
出会い以上に、大きな意味を残すのが「再会」だと思います。
そういった再会が何度かありました。

今朝は再び私自身に出会った気がしました。



さて、私事をつづりましたが、
明日からお待ちかねのSLの3日間。
汽笛が合図。
庭からの眺めが楽しみです。

緑隠雪村庵では「うつわいち」の真っ最中。
新しい器も入荷しています。

SL見物で常陸大宮にお越しの際は、
ぜひお立ち寄りください。

2012年11月25日日曜日

SL奥久慈清流ライン号、走る!

今朝は霜が降りて、だいぶ冷え込みましたが
日中は小春日和。

お昼過ぎにお庭にいると
遠くから汽笛が、、、

慌てて田んぼのあぜ道を走り、線路に駆け寄ると
SLが間近で見れました。

モクモク煙を吐いて、汽笛を何度も鳴らして
その場所だけ時代がタイムスリップしたみたい。

オーナーと一緒に手を振って応えました。



来週の本運行は緑隠の庭からも見えます。
見物帰りに是非お茶にお越しください。

2012年11月23日金曜日

うつわいち



緑隠雪村庵では今日から「うつわいち」が始まりました。

備前焼やベトナムの安南焼がお求めやすい価格になり
12/9(日)までの期間限定で開催しています。

毎日の暮らしの中で使いやすい
小鉢やお皿、カップなど。

土の感触が魅力の備前焼
味わいある染付の安南焼と伊万里焼

それぞれのお好みでそろえてみてはいかがでしょうか。
数に限りがあるので、お早めに。


お店のある常陸大宮近辺も紅葉が終盤をむかえ、
この3連休がお出かけにはおすすめ。

大子・袋田方面にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

2012年11月22日木曜日

11月のなずな会



今月のなずな会
先生も生徒さんも色々な種類の菊を持ってみえました。

優しい白や黄色、ピンク、深い赤のもの。
店内には菊の香が満ちて

まさに菊花の候。

むかしから今時期は菊の花が盛り。

「菊」のイメージは
日本的で古いような気もしていましたが、
生徒さんの作品を見ていると
イメージを固めているのは見ている側の方で
活ける人も花も自由であると感じました。

秋の花らしく、懐かしい安らかさがあって
可憐な花であることを知る。




2012年11月19日月曜日

米川利夫さんの作品

米川利夫さんの陶器が入荷しました。

米川さんは益子で修業したのちに、現在は常陸大宮市・御前山に築窯しています。

土は地元・御前山の土、釉薬の精製も行っています。
土づくりも釉薬づくりも、たくさんの工程があり、気の遠くなるような作業。
米川さんはそれらをすべて自らの手で行います。

そして今では数少ない蹴ロクロで挽いています。
(蹴ロクロは足でロクロを蹴り、回しながら成形をする)

制作の様子は、体全体が土と一体になって
ものを作る姿の力強くまっすぐな美しさがありました。
それは作品の細部にも宿っているような気がします。




3つの入れ子の鉢。
家族でひとつずつ使っても、
自分用に、主菜・副菜・デザートと合わせて使うこともできます。
収納の際は一つに収まるので使い勝手のよい器です。




こちらのカップはゆったりと大きめ。
手に持つと心地よく馴染みます。

緑隠では同じシリーズのカップを使っています。

ほかにも、器や透かし彫りの陶灯りなどが入荷しています。

2012年11月9日金曜日

寄せ植え教室、開催します



緑隠の庭は、野の花と宿根草が中心で、
作りこんでいない、自然な雰囲気を大切にしています。
(広さもあって、自然に任せているところもありますが…)

緑隠で育てている植物と、
耐寒性のある宿根草を組み合わせた寄せ植えの教室。

ひかえめだけれど次々と咲く花を冬の間は楽しんで、
春になれば地植えにもできる、長く楽しめる作品を作ります。

年末で忙しくなるその前に
是非ご参加ください。

教室の最後には
コーヒーや紅茶を飲みながら、
お庭や植物のお話をしましょう。

2012年11月7日水曜日

立冬

今日は12月の寄せ植え教室の打合わせのために
日立市のFOREST+へ

チラシの校正と当日の進行の確認。
実際に作るサンプルをいただいて、急ぎお店に戻りました。

戻って早々、家具を購入のお客様がいらして、2点お求めでした。

とても気に入っていただいていて、
お話を伺っていると、
大切に使っていただける様子で、
「家に見にいらしてくださいね」と嬉しいお誘いもいただきました。

古い家具はたくさんの時間を経て、
また新しい持ち主へと使い継がれます。

新しい場所で、新しい用途で、使う人に寄り添う姿を
想像してみる。

またお会いしてお話を伺うのが楽しみです。



午後、庭仕事をしていると、空に暗雲が立ち込め始めました。
それも物凄い速さで。

裏山からは落ち葉が激しく舞い散り、カラスが逃げまどい
雨が降り出したか?と思ったら
「雹」が。
バタバタと落ちる音と塊もどんどん大きくなって、
寒気があたりに吹き荒れました。


そう、今日は二十四節気では「立冬」
季節は冬。

暦と自然と自分自身がつながったような一瞬の出来事