2017年12月17日日曜日

おじいちゃんの竹かご ワークショップ




おじいちゃんの竹かごは 子供も大人も大好き。
地元常陸大宮の方から、高校生の娘さんと親子で参加の方、
そして
千葉県からバス・電車・タクシーを乗り継いで!参加された方もいらっしゃいました。
みなさま、ありがとうございました。


お店の敷地に地元では「寒竹」または「おかめ笹」と呼ばれる
竹が生えています。
その竹で編む「えびら」と呼ばれる、かご作り。
今回は竹を刈るところも体験します。

かご編みは足で抑えて、体全体を使いながらの作業。
先生の会沢さんの他に、助っ人にもご協力いただきました。
少しずつ、少しずつが整い、かごの大きさも決まってゆきます。
側面を立ち上げると、ひとりひとり高さや雰囲気の違う
えびらの姿が見えてきました。
後半はどんどん集中力が高まり
ここまでくると達成感のある表情になっていました。

最後には会沢さんの奥様お手製のおはぎをいただきました。
疲れた体に、やさしさが染み渡りました。

えびらは竹を刈ってから3日程で編まなくてはなりません。
乾燥し折れやすくなるためです。
だから、作れる分だけ刈り取り、編む。
そしてまた刈り取る、の繰り返しです。
自然の恵みを必要なだけいただき、作る。
作ることのできる数は手仕事と機械生産では
比べ物になりません。
ですが、こうして人の手から手へ伝えられた技は
その地域に生きる人たちに必要なものをもたらしてくれていました。
暮らしぶりがかわり、消えゆく技術がどれほどあるでしょう。
その技を見て、触れて、感じることで
使う方、作り引き継いでゆく方に、繋げたい。
使い手が増えることで守られてゆく技が
きっとたくさんあります。


今年3月に、木元さんと竹かご作家の勢司さんと
会沢さんのご自宅でえびらを教えていただきました。
そこから、木元さんと常陸大宮市のバックアップで開催できました。
本当にありがとうございました。

今年最後の緑のでのイベントは
地域に伝わる手仕事、残してゆきたい手仕事
それは、緑のが続けて行きたいことでもあります。

来年も、次の年も、そしてそのまた次の年も、、、、
積み重ねを大切にしたいと思います。

この日の記録を



































そして、もうひとつの竹かご。
参加されたA様と、勢司さんから
その日のうちに写真をいただきました。
さっそく、復習と。
すごいよ、えびら

2017年12月15日金曜日

きらめ樹お話会in 常陸大宮

「きらめ樹」はNPO森の蘇りによる
皮むき間伐の愛称です。

戦後、日本の森にたくさんの杉・檜が植えられました。
70年たった今、その木たちは充分に育ち、伐採され家や家具、暮らしの随所に
使われるはずでした。
しかし、世の中は急速に変化し、
日本は熱帯地方の森から木を切り出し、輸入し
それらの木は杉やヒノキに変わり、使われることになりました。
熱帯の森は、丸裸にされ、そこに住んでいる人たちの暮らしまで変えてしまったという。

「きらめ樹」のお話はそこから始まります。

「きらめ樹」は
荒廃した人工林を皮むき間伐することで森を再生する取り組みです。
皮をむいて、立ち枯れされた後、伐採します。
水分が抜けているので、女性でも運べるような状態になるので
これまで森の仕事に関わることの少なかった女性、
そして皮をむくという体験は子どももできるので
全国各地に広がっています。

茨城でも県南、そして県央県北を拠点に
語り手によるお話会や、
きらめ樹材を使ったものづくりが始まっています。

緑のでも裏山には杉、そして広葉樹が育ち、
森の恵みが植生を豊かにしています。

今回はきらめ樹常陸の語り手をお呼びし
お話会を開催します。
1/15(月)10:00~12:00
林業や森のこと、わかりません、という方も
お気軽にご参加ください。

申込・問合せ
緑の 0295-52-6800





小鮒千文さんの薬膳教室 開催しました。

12/12(火)「小鮒千文さんの冬の薬膳的養生のお話とごはんの会」

以前に、小鮒さんから
「お話会では円になって、お話します」と聞いたとき、
教室をお願いして良かったと、心から思いました。

「集まった方の顔を見て、声を聴いて、
その場によってお話することが 決まりますね」
とも。

今回は県央県北の様々な地域の方にお集まりいただきました。
友人と、姉妹で一緒にという方も多くいらっしゃいました。

円になって、お話を聴く。

冬は冬眠する動物もいるように、体を休める時期。
旬のもの、地元で採れたものが、そこで暮らす体を支える。
薬膳では食材のランク分けがあって、
私たちが日々食している生姜やゴマなどが
一番上位にあるという。
生で食べるか、加熱するかでも効果が違う。
そして、体に良いものでもバランスが第一だと。
良いからと言って、そればかりでは駄目。
体もこころもバランスが崩れたときに、不調が出やすい。
食べることも、同じ。

前半のお話を聴いた後は、小鮒さんお手製のごはん。
炊き立ての黒おこわと、野菜がたっぷりのお料理。
(お野菜はご主人が育てています)
色鮮やか、香りも豊か。
オリジナルの発酵漬けも。
味噌汁は、簡単即席みそ汁。
お味噌と、塩漬けのキャベツ、刻みネギ。
熱湯を注いで、できあがり!
お味噌が美味しいので、出汁いらず
(今年の私は、味噌で始まり、味噌に終わる)
みなさんもレシピに興味津々。

最後は体の冷えをチェックして、
各々が冬に備えるヒントをいただきました。
あとは、実践あるのみ!









2017年11月13日月曜日

11月13日 うるしの日

11月13日と言えば、茨城県民の日
そして、じつは
うるしの日

謂れは、、、、
平安時代のこの日に、
文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が京都・嵐山の法輪寺に参籠し、
その満願の日のこの日に漆の製法を菩薩から伝授したとされる伝説から。

茨城の奥久慈は良質な漆の産地です。
今は数が少なくなっている漆掻き職人
そして、年々少なくなってきている漆の木。

漆は木地に塗り器や道具になる以外にも
国宝の修復にも使われています。
国宝の修復ともなれば相当な量の漆が必要となり、
個人の職人・作家は入手が困難にもなります。
漆を取り囲む現状。
そして、漆に携わる人たちのこと。

緑のでも以前に金継ぎ教室を開催し
漆芸作家さんにご教授いただきましたが、
「漆」にまつわること
引続き、続けて行きます。
漆、も大地からもたらされるもの。
この奥久慈の賜物でもあります。

詳細が決まりましたら、またHPやブログでお知らせいたします!







竹と木綿の手提げかご、完成しました

11/12(日)
奥久慈の紅葉は一番いい頃合い。
久しぶりに一面の青い空、ぽかぽか陽気の一日でした。

勢司恵美さんと木村美希さんの
「竹と木綿の手提げかご」
東京、千葉、福島からもお越しいただき
また3月の四海波の花籠の会に続いて2回目の参加の方も
いらっしゃいました。

前半は勢司さんに教えていただきながら、竹かごを編みました。
底の部分を編み終え、側面は店内の好きなところで作業しました。
畳の上や、土間では縁側のように腰を掛けたり
テラスの席では秋の陽を受けながら
集中しながらも、心地よい場所で。

お昼を挟んで
(友人Hさん、お野菜たっぷりのお料理ありがとうございました)

またしばし竹かご編み。
コツをつかんで、もう少し編み進みたいところですが
程よく大きさが整い、竹の作業は終了です。

ここから
楽しい布選び&じゃんけん大会

自分好みの生地を選んだら、最後は竹に縫い付けます。
美希さんに用意していただいた裁縫道具は
細やかな細工の指ぬきがあったり、
すごーく便利な糸通し機があったり!
針仕事が楽しくなるようなものばかりでした。

縫い付けるのにはコツが必要で
できあがれば、なるほどこうなっていたのかー
と感心しきり。
覚えたら色々なかごでアレンジできることがわかりました。

布選びはじゃんけん勝者から選びましたが
出来上がってみると
みなさんひとりひとりの雰囲気にぴったりのものができるので
不思議です。

勢司さんのブログでも素敵な写真とともに
ご報告いただきました。
こちらもどうぞご覧ください。
http://emiseishi.blog.fc2.com/blog-entry-1309.html

緑のの豊かな自然、共有した時間が素敵に切り取られていて
嬉しくなりました。

竹も木綿も、大地から生まれ、
私たちの暮らしにずっと寄り添い続けています。
その存在を思うたび、とてもいとおしい気持ちになります。
そして、素材から実用へと命を吹き込んでいる
お二人をご紹介できたこと
緑ので実現できて良かった。












2017年11月9日木曜日

伝統と今


古巣の天心記念五浦美術館で
「龍を描く」を見てきました。

辰年の私、やっぱり「龍」が好き
以前に京都へ出かけた際、大々的に龍の天井画が公開されていた。
辰年だったのだ。
現地で偶然知ったのだけれど、とても嬉しかった。
なので予定をいくつか調整して、見て歩いた。

龍は権力者には権威の象徴、民には水の神様。
神話にも登場する
神秘的で、それでいて親しみやすい空想上の生き物。

展示会では南北朝時代から江戸時代、近代、現代の
龍と龍にまつわる作品
見ごたえがありました。

「伝統」や「古典」は古めかしいものではなく
この時代にはない感覚や、形を変えて伝らえてきたものの本来の姿を
見せてくれます。
伝統は、その時代に新しく斬新であったものも
時を経て、後世になれば「伝統」として残っている。
「伝統」というものに触れる度に感じる思いです。


さて、
今週末の教室、「竹」「木綿」
竹は日本の文化、暮らしに欠かせないものだけれど
現代になり文化も暮らしも変化する中で
使い手も減り、そのことで、作り手も減ってゆく。
「竹」の勢司さんは失われつつある技術を受け継ぎ
形や使い勝手をアレンジして、あるいは新しいものを作られています。
これは遡って、使い手を増やし、暮らしの中に溶け込み
文化も守られてゆくことになる。

「木綿」の木村さんも「はんてん屋」で
おばあちゃんから教えられた昔ながらのはんてんなどを作る傍ら
「暮らすこ」というオリジナルブランドで
和布の素材を活かし、新しいデザインと感覚でものづくりをされています。
会津地方に伝わる「さるっぱかま」という野良着を
布の組合せ次第で、庭仕事にも普段着にも使えるものとして
提案しています。
そこから発展した五分丈の「五分っぱかま」は、
老若男女問わず着られる楽しい1枚。



どちらも「伝統」と「今」
それが途切れることなく続いてゆくには
その時代に生きる人たちの関りが大きいような気がしています。

2017年11月8日水曜日

これを 作ります!

今週末に開催される教室「竹と木綿の手提げかご」


竹の勢司さんと布の木村さんのコラボ作品を作ります。
東京、福島では開催されましたが、
茨城では初めて。
今回は1日で完成できるよう、工程を熟考いただきまして
可愛さと使い勝手を兼ね備えた作品を作ります。

そして、なんとその作品が本に掲載されました!

「竹籠編みの発送と技法」
http://emiseishi.blog.fc2.com/blog-entry-1302.html

勢司さんのブログより♪
2枚目の写真
足元の草履が夏支度で何とも可愛い~!
これからの季節なら、ワンピースとブーツに持ちたいなー。
ダボっとしたパンツにも合うはずっ!
考えるとワクワク。

なので
講師のお二人に相談し、参加人数を少し増やしていただきました。
おしゃべりしながらの手仕事。
検討中の方は、是非ご一緒に



11月・12月のワークショップ状況

11月・12月のイベントへのお問合せありがとうございます。
11/8(水)時点での申込状況をお知らせいたします。


11/12(日)「竹と木綿の手提げかご」
      残り1~2名

12/12(火)「小鮒千文さんの冬の薬膳的養生のお話とごはんの会」
      申込受付中

12/16(土)「おじいちゃんのたけかご ワークショップ」
      定員になりました


引続き、お電話・メールでのお問合せを承っております。
興味のある方は、お気軽にお問合せください。

2017年11月3日金曜日

小鮒農園と小鮒千文さん


9月
初めて訪れた那珂川町の「小鮒農園」
家の入口にひときわ大きな松の木が立っていた。
その足元を小川が流れ、
山からの水が勢いよく流れている。
その奥にあるのが暮らしている古民家だった。

小鮒千文さんと初めてお会いして
たくさんのことをお話した。
食べ物のこと
体のこと
子育てのことだったり、
その時々での心の在り方も。

小鮒さんのお話に共感することが多く、
自然農での学びも共通していたり、
今、この時に出会えたことは幸せなことなんだと思うと
胸がざわざわした。


緑のはカフェの営業もお休みしているけれど
「食べること」に対する考え方・取り組み
「食べることは 生きること」
「食べたものが わたしになる」
そのことをイベントやワークショップで伝え、分かち合いたいと思っている。

小鮒さんが言っていた
「私の薬膳はケの薬膳。(ケ=日常のこと)
貴重な生薬を使うハレ(非日常)の薬膳もあり、
それはそれで即効性があったりいい面もあるけれど
ケの薬膳は毎日の食卓の中で、積み重ねられ
体や心を健やかにしてゆきます」
12月に企画した冬の養生のお話とごはんの会では
そんな「おうちでできる」ことを大切にしたいと思う。



あの日、帰りに大きな松の葉を拾って持ち帰った。
(大王松と教えていただいた)
30cmほどもある葉。
いただいた自家製の梅シロップや
端正込めて育てられた農園のお野菜と一緒に家路につくと
なんとも言えない温かな気持ちになったのだ。









2017年10月31日火曜日

Dear Mr. Hennig Schmiedt
















10/28
つくばでのへニング・シュミートの演奏会に行きました。

そぼ降る雨の中、cox はその夜も美しく
キャンドルの灯り、シャンデリアの輝き、、、そして
通りを行く車のライトが
コンクリートの壁に銀河のようにキラキラした光を散りばめ
幻想的

時に目を閉じて、その世界を漂い
あるいは、ピアノの鍵盤に目を落とし
思い出がつまった曲
初めての曲に、心震わせ。
言葉にはしつくせないような素敵な時間でした。




「Spazieren」
この日の最初の曲「Der Regen hat aufgehort」は
私が初めてへニングさんの詩を聴いた曲
ドイツ語で、雨が止んで。
この日にぴったりの始まりだった。

「Schnee」
寒さの厳しい朝、氷から溶けた光、草木についた露
夕暮れに差し込む光の暖かさ、、、
冬の美しさを結晶にした1枚。
(Ice hore    ー私たちのWedding Party でも使わせていただいた)

「Klavierraum」
妊娠中の奥さんに暑い夏を心地よく過ごせるように、、、と書かれたアルバム。
私は妊娠中そして生まれたての我が子を抱きながら聴いていた。



それぞれのアルバムは私たちの日々に寄り添っていた。
新しいアルバム「Schöneweide」と一緒に過ごす日々は
どんな風になってゆくだろうか。


そして緑のでも、「Spazieren」「Schnee」は流れ
季節の移ろいとともに
緑のを美しく染めている。

ある人がコーヒーを飲みながら
「音が小さくて、音楽が聴こえないんじゃない?」と言ったけど
ふとした瞬間に音が耳に、心に響く
気が付いたら音が寄り添っていた、
へニングさんの音楽はそこに宿っていると思っている。




coxの特別な空間。
オーナー並びにスタッフの皆様、ありがとうございました。

2017年9月19日火曜日

竹と木綿の手提げかご

11月に竹と木綿を使った1日教室を開催します!
作るのは「竹と木綿の手提げかご







竹かごの持ち手を布地にしています。
いつもかごのバッグを持つときに、中身が見えないように、
あずま袋を使ったり、手ぬぐいなどで目隠ししますが、
こちらは巾着状になっているので、使い勝手がよいのです。
持ち手を布地にしたことで、洋服にもより合わせやすくなっています。
和服にはもちろんぴったり。

今回、生地は会津木綿や三河木綿などの和木綿から
好きな柄・色が選べます。
どんなシーンで持つか考えながら
自分好みのもの作ってみませんか?


竹編みを教えていただけるのは勢司恵美さん
今年3月に開催した竹かご教室でも講師を務めてくださいました。
四海波の花籠はそのまま飾っても美しい造形でした。
今回は身に着けられるもの、という要望に応えていただきました。

布のことは、木村美希さん
つくば市で「はんてん屋」さんを営み
お店の教室や各地でのワークショップで教えられています。
和木綿やつくば山麓の恵みを使ったオリジナルブランド「暮らすこ
母はさるっぱかま&い草のボッチ笠
私はまっすぐな服&もんぺ
主人は五分っぱかま
家族揃って愛用しています。


これまでも
日本各地で一緒にワークショップをされているので
息の合ったおふたり。

不器用だから、、
縫物が苦手だから、、、という方、ご安心を!
少人数で、細やかに教えていただけるのでおすすめです。


編んで、縫って、一日たっぷりと楽しんでいただけるように
お昼には軽食をご用意します。
終わった後には竹細工や木綿の仕事のお話を伺いながら
お茶の時間にしましょう。

秋になると一気に
ものづくり、手仕事が恋しくなります。
不思議だと思いますが
古代の人も、農閑期には手仕事に勤しんでいた、、、
その記憶が蘇るからかもしれない、そんな風に思えます。

当日は奥久慈周辺の紅葉も見ごろになっている、はず。
緑のの庭も例年11月半ばがきれいです。
(今年の気象はいかに?)
どうぞ、旅気分お越しくださいませ。

2017年9月15日金曜日

もんぺ、オーダーしました

もんぺをオーダーしました。

もんぺは楽ちんだし、部屋着でも庭仕事にも最高です。
ご近所には普通に着て行きます。
ご近所じゃなくても、着て行きます。

「はんてん屋」今年2枚目のもんぺ。
生地を選び、ポケット部分を変えてもらいました。

通常、もんぺのポケットは
前ポッケか後ろポッケ。
私は前から後ろに大きくつながるポケットを。
相方が履いているデニム生地のワークパンツは
前から後ろにびっくりするほど大きなもので
ガーデニングパンツでも同じようなものを見たことがあったので
今回はお願いしてみました。
(美希さん、ありがとう!)

生地は少し厚手。
何となくジーンズのような色合いですが、和木綿です。
これからどんどん履いて
和木綿の変化を楽しむのだー。



2017年9月14日木曜日

またひとつ

新しい出会いがありました。

女性として母として
今、出会えたことに感謝しています。

出産前に出会えていたら
授乳期や離乳食期の過ごし方
心の持ち方が変わっていたかもしれない、
と思い返してみましたが、
過ぎたからこそ、より今、この出会いが大切に思えます。

お話を伺っていて
心が揺さぶられ、
暮らしを見つめ直し
子育てを見つめ直し
私を見つめ直し

緑のでご紹介できるといいな。
いいな、を実現しよう!

くうねるところ すむところ

好きなもの
知らないもの 知りたいもの
目指すもの

好きなこと
知らないこと 知りたいこと
目指すこと

好きな場所
知らない場所 知りたい場所
目指す場所

好きな人
知らない人 知りたい人
目指す人

好きな私
知らない私 知りたい私
目指す私

緑ののことをぐるぐる考えている

2017年9月12日火曜日

Yoriko - 輝音への道 -

Yorikoさんの演奏会にはたくさんの方にお越しいただきました。
久しぶりにお会いする方
初めてお越しいただく方
前日から2日続けてお会いした方
(前日が自然農での夏の収穫祭で、そのメンバーが来てくれました)
緑のは小さなお店なので
奏者もお客様もとても近く
その時々で対話するような時間が流れます。

昨年は長屋和哉さんのヤンチン(揚琴・中国)、伊藤公朗さんのシタール
そして今年はYorikoさんの箏
共通する弦楽器、伝統楽器、民族楽器、、、
文化の流れを感じつつ、広くアジアを旅したような心地です。


今回、アルバム「hikarine」をイメージしたお菓子をお出ししました。
お願いしたのはデコ和菓子の教室やワークショップをされている
内山麻里さん
Yorikoさんの音を聴いて
緑の中を流れる風を感じ
オリジナルの和菓子を作ってくださいました。


「結晶」

今回の企画を考えていて浮かんだ言葉。
一度目はYorikoさんのアルバム制作から完成までのお話を伺った時
もう一度はお菓子を一目見た時。
キラキラと輝くような結晶に込められたものが
みなさんの中でどこまでも広がるような
そんなイメージ、届いたでしょうか

2017年7月20日木曜日

- Yoriko - 輝音への扉


















Yoriko 1st Album "hikarine" Release Tour

~輝光(ひかりね)への扉~

Live at midorino

2017.  8/27(日)
open  15:30      Start 16:00~

ticket:前売券¥2000 (当日券¥2500) お菓子とお茶付き

info:緑の tel 090-6007-3157 mail   midorino@seimiya.co.jp
   レインボーセンタープライズ tel 029-212-7750


Yoriko -箏・三絃奏者-

茨城県ひたちなか市出身。
4歳より生田流箏曲、15歳より地唄三絃を習い始める。
NHK邦楽技能者育成会47期修了。
東京藝術大学音楽学部別科邦楽専修卒業。
宮城社師範。箏・三絃教室「彩絃」講師。


古典、現代曲、オリジナル曲を織り交ぜ、ライブ活動を積極的に展開。
日本の原風景や情景をイメージしたオリジナル曲は、心の琴線に触れ、
人は自然の一部であることを思い起こさせる。
その創造の世界は、伝統と今、そして大胆さと繊細さが入り混じり、
これまでの箏に対する印象を変える。

・2016年 ファーストシングルCD『古蝶 –kocho-』発売
 (水戸EIKO FC 茨城レディース 公式応援ミュージック)
・FMひたち 82.2MHz『Yorikoとコトコト』パーソナリティ
・2017年7月5日 ファーストアルバム『hikarine』リリース














Official Website >>> www.yorikoto.net




2017年7月16日日曜日

映画「いただきます」にありがとう

7/1(土)ドキュメンタリー映画「いただきます」の上映会&ワークショップは
昼の部、夜の部合わせて約130名の皆さまにお越しいただき、
大盛況でした!

当日は有機農家さんや、生産者さん、お菓子の作り手さんの美味しいものが並び
ワークショップでは味噌の美味しい香りに包まれ
参加された皆様の笑顔と、語らう声が会場いっぱいに溢れていました。
母と娘がやりとりをする光景もあり、
世代を超え、そして世代をつなぐ、とても感動的な時間でした。

アンケートにも映画のメッセージを受けて
「日々の食事を見直すいい機会になりました」
「母から子へみそ汁の作り方を教えるシーンに感動した」
「親から伝えられた和食の素晴らしさ、本物の味を次世代に伝えたい」
「自分も伝えるひとりとして頑張りたい」
「お母さんでいる幸せを感じました」など、
暖かい感想がたくさん寄せられました。
そのひとつひとつの言葉に思いを馳せ
終わった直後から現在まで
未来への希望を感じる毎日です。


準備段階からご協力いただいた正安寺様
ワークショップを引き受けてくださった武重美亜様
いのちをめぐるネットワークで支えていただいた種っとわーくの皆様
映画のメッセージに共感し、様々な形でサポートしてくださった皆様

本当に本当にありがとうございました!
始まりは、ひとりの思いから
「食」と「いのち」をキーワードに子育て、出産、農業、教育、保育、医療、介護、、、
「いのち」の輪が広がりました。

この日の感動を糧に
映画のテーマ「食べることは生きること」を
引続き、発信・追求してゆきたいと思います。

清宮美香

2017年6月21日水曜日

草花つむぎ いろあそび

今日は池田のぶ子先生の「草花つむぎ」のお花の教室でした。
久しぶりに朝からしっかり雨降り。
庭に出るのは大変ですが、
花を摘むにはうってつけです。
植物は十分に水を吸い上げていて、
葉からの水分の蒸発も防いでくれるといいます。


今月はまるで紫の日

ホタルブクロ、桔梗、紫陽花、オオバギボウシの花芽
青紫、赤紫、薄紫、、、

春は黄色から始まりますが
夏は紫からなのでしょうか
そういえば、アヤメ、花菖蒲、カキツバタも紫ですね。
自宅でもクレマチスの篭口が咲いています。

差し色に
オカトラノオの白、ニッコウキスゲの黄、タイマツソウ(ベルガモット)の赤

みなさん素敵に活けられていました。
(写真は先生撮影のこちらのページをご覧ください)
https://ameblo.jp/0005620/



ホタルのひかり

つい一か月前、日陰の庭を草刈りしていて見つけた。
きっと、ホタルだー、と
自然観察観察指導員の岩嵜さんにさっそく聞いてみた。

陸生ボタルのオバボタル
光らないホタルだそう。
その存在を初めてしりました。
それからはいろいろな生き物が目に付くようになりました。

ホタルが生息している場所は自然度が高くて
生物学的に多様性に満ちているそう。
そんな緑のの環境です。





2017年5月18日木曜日

香る庭

お花の会がお休みが続いて
活けることのないまま季節が移りかわってしまったことに
反省しきり。
日々の花こそ大切でした。
そして今、祈りを込めて庭の手入れをしています。


庭仕事は
カラスノエンドウと格闘していましたが
花が終わりついに実を付け始めました。
エンドウという名の通り豆の形をしています。

最近、キュウリのような実をつける植物が
「カタバミ」という名前だと知りました。
小さい頃は「小さなキュウリ」だと思いこんで、遊んでいました。
触れると種が弾けるのも面白かったのです。
カタバミは家紋の名前で聞いたことがありますが
こんな小さな植物さえ文様にしてしまうほど
日本人は植物を愛でていたんだな、と感心してしまいます。

これからの季節の作業は
暑さもあって体力を要します。

ガサガサと鎌で草を刈り取ると
ドクダミの香り、ヨモギの香りが
立ち昇ります。
天然のアロマテラピーです



大好きな野アザミと小手毬





2017年5月8日月曜日

映画「いただきます」上映会を開催します

このところ庭のことばかり書いていますが、
お知らせがあります。

みそをつくる子供たちのドキュメンタリー
いただきます」の上映会を企画しました。
茨城では初の上映になります。

玄米、みそ汁、納豆、、、
福岡の保育園での長きにわたり実践されている
伝統的な和食を中心とした子育て。
園児たちは毎月自分たちが食べる味噌を仕込みます。
私たちの暮らしの「家庭の和食力」の大切さを
子供たちの元気いっぱいの姿とともに丁寧に描いています。

この映画との出会いは
秋から冬にかけて風邪をひき続けていた娘に寄り添いながら
子供の本来の健康で元気な姿とは?と考えるなかで
偶然にも出会った映画でした。

この映画で心が動かされ
子育ての中で感じたこと
子育てしている今だからできること
映画を通じて発信しようと思いました。

長年、自然農で米作りをしてきましたが
その中で出会った仲間と、
そして、その輪から広がった方たちと一緒に
上映会と簡単みそ汁‟みそまる”のワークショップを行います。

今回はひたちなか市の正安寺様のホールが会場です。
緑のの場所を離れて
大勢の方と作り上げる映画会は私自身初めての試みです。
ですが、
たくさんの方にご支援いただきまして実現しました。


ドキュメンタリー「いただきます」
 併映「ドキュメンタリーはなちゃんのみそ汁のその後 GIFT」

7/1(土)
昼の部 13:30開場 14:00~16:45上映85分&簡単みそ汁”みそまる”作りと試食
夜の部 18:00開場 18:30~20:30上映85分&”みそまる”おみやげ付き

前売券 大人1500円 小中生500円
当日券 大人2000円 小中生800円
      (未就学児は無料)

会場  真宗大谷派 正安寺 (ひたちなか市中根3542)Pあり

FBページ  https://www.facebook.com/events/1936873289877560/

☆母子室あり(昼の部のみ、申込み優先です)
☆安心安全なお野菜や食べ物の販売もあります

チケット販売先など
詳しくはチラシをご覧ください。
チケットは間もなく発売になります。

緑のでもチケットを取り扱っております。
メールと電話(090-6007-3157 清宮)で随時受付けておりますので
お気軽にお問合せください。


問合せ
メール  itadakimasu2017ibaraki@gmail.com
電話   090-6007-3157(清宮)
      090-9827-1924(鈴木)

主催 いただきます上映いばらき実行委員会
共催 種っとわーく / 緑の

映画「いただきます」公式HP
http://itadakimasu-miso.jp/takatori.html

2017年4月28日金曜日

緑色の桜

庭仕事の傍ら、手を止めると八重桜が満開になっていました。
緑色の桜「御衣黄」
名の由来は貴族の衣服の萌黄色に近いからだといいます。
うす緑にほんのりピンクがさす
不思議な色合いです。

ソメイヨシノが葉桜になった頃、咲きだしますが
庭の一番奥、お地蔵さんの側にあり
なかなか目に触れる機会が少ないのですが
毎年着実に大きくなっています。



2017年4月23日日曜日

4月の庭仕事

緑のの庭の手入れは
ガーデニングという言葉より、庭仕事というのがぴったり。

目下、庭仕事の心強い味方、サトウさんと相談しながら
草取りしています。
お花を活けるのに
「これは雑草では?」と思われる花や葉も使います。
一口に「草」として引き抜いたりはできません。

冬の間に移植したブルーベリーと紅葉は無事根付いて
芽吹き始めました。
シャクヤクの移植にも成功
レンギョウが満開で、
お茶の先生にいただいたバイモは順調に育っています。

その一方で
イカリソウが姿を消し、キリンソウも見当たらず
フジバカマは年々少なくなっています。
オミナエシも以前より元気がありません。

まだまだ目が行き届いていない、と反省しきり。













2017年3月31日金曜日

つぼみ

常設でのオープンも今日でひと区切りとなりました。
朝、いつものように
その日の花を摘みに敷地を歩きました。

たくさんのつぼみをつけた水仙
まだ苞に覆われていて
これから咲こうという蕾たち
お店の入り口の漆の木に。

未来への期待を込めて



2017年3月30日木曜日

えびらフィールドワーク

常陸大宮の諸沢に地域に伝わる「えびら」を作りにゆきました。
今月開催した竹かご教室のご縁で
地域おこし協力隊の木元さんと竹のつくりて 勢司さんもご一緒でした。
教えていただいたのは、諸沢に住む会沢さんです。

集まったら早速材料になる「寒竹」を採りに。
(地域により「寒竹」「えびら笹」「おかめ笹」など呼ばれています)
杉林の中の斜面にひろがる寒竹の海。
そこから編むのに適した太さ・長さのものを切り出します。

















根元から切ると、130cmほどの長さです。
必要な本数を集めて、
その場で葉や枝を落とし、ひごにします。
















(木元さんと会沢さん)


場所を移して作業場へ。
足元にゴザを敷いて、足と手、体全体を使って編み始めます。
(両手・両足・頭がフル回転していたので、写真を撮れず)

ひごは適度にしなりますが
採った2日程の間に編まなければなりません。
材料として、保存しておくことができないそうです。
そして時期は11月~2月
今回はシーズン最後に何とかお願いできました。
この日は晴れてぽかぽか陽気でしたが
11月~2月は底冷えする寒さの時期。
材料を採ることや、長い時間座って編むことの大変さが
想像できます。
それでも会沢さんは嬉しそうに
「みんな喜ぶから」と作り続けているそうです。

さて、
会沢さんに教えていただきながらも
次の工程に移ると、前の作業で間違っていたころも気づき
度々直していただきました。




















完成したのは、こちら↓






















↑こちらは勢司さんのもの。しっかり編まれていて、とてもきれい。
小屋に何気なく吊り下げてみたら
暮らしとともにある姿が想像できました。




















色が変わって、すっかり馴染んだもの。
会沢さん宅の軒先にありました。

最後に、みんなで作ったものを並べて
















常陸大宮地域でも作る方が少なくなってきているといいます。
今回お話もたくさん聞けて、貴重な時間でした。
残してゆきたい手仕事です。


会沢さん、ありがとうございました。
そして、美味しいお味噌汁と手作りのお饅頭を用意していただいた奥様に
お礼申し上げます。どちらもとってもおいしかったー!

コーディネイトしていただいた木元さん
ありがとうございます。
またご一緒しましょう。

そして、びっくり!
私の田んぼづくりの先生・岸さんたちが偶然にも一緒でした。
驚いたけど、何だか納得。
これからも末永くよろしくお願いします。