2017年1月27日金曜日

つくり手 勢司恵美さんのこと

勢司さんこと


勢司さんの作ったものを見ていると
とても気持ちがいいのです。
潔く、清々しい心持になります。


勢司恵美さんは竹工芸の歴史が深い大分県で修業ののち
地元行方で独立されました。

材料となる真竹を切り出し、竹ひごを作り、編む。
素材から関わる一貫したものづくりをされています。

かご、ざるをはじめ
門松やお祭りで使うもの、鯉のぼりのお飾りなど
「竹」で作られているあらゆるものを作られるそう。

そういったお話を聞いていると
茶道やお花、祭事、農業、身近な暮らしに欠かせない素材で
日本の文化と竹は深く結びついていること実感します。
裏山や河原には竹が生い茂り、
昔から日本画にもたくさん描かれているし、
少し前まではもっと身近に竹製品があったはず。


勢司さんも古く昔に編まれたものを集めて
「勉強になる」とお手本にしたり
だんだんと少なくなっている職人さんに
編み方を教わることもしばしば。
自身のものづくりだけではなく
もっともっと大きなものを見据えているように思えてなりません。

長い長い竹を倒して運ぶワイルドな力仕事に
細やかな手先の作業。
その人柄も男前のような、女っぷりがいいような
不思議な魅力を持ち合わせています。

話していて好きなことの話になると
「あははは」と笑う勢司さん、とてもチャーミングです。


竹かごが送られてきた箱に書かれた似顔絵
とてもよく似ています





















勢司恵美 ブログ
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