室町時代の画僧・雪村(せっそん)は常陸大宮生まれといわれています。
都から遠く離れた関東の地で独自の画風を確立しましたが、
その生涯は謎も多く残されています。
海外では評価が高く、のちに日本でも画業が再評価されています。
「雪村庵」「緑隠雪村庵」の名前は、この雪村から名付けました。
(ラコンテ53号にも掲載)
お店から歩いて5分のところにある史跡「雪村筆洗いの池」
近くに雪村の屋敷があり、筆や硯を洗ったとされる池です。
今、池には柳が芽吹き、桜が咲き始めました。
雪村が晩年を過ごしたとされる福島県三春には住居跡「雪村庵」があり、
そこにはとても大きな桜があります。
今年は三春に足を延ばします。
レポートを楽しみに!
池には黒い鯉がたくさんいました。
雪村は鯉も描いています。
鯉にまたがる仙人、躍動感がある作品です。
(じつは雪村庵のお池にも同じように黒い鯉たちがいて、元気に泳いでおります。)
桜、柳、鯉、、、雪村につながる風景があります。
雪村庵・緑隠雪村庵へお越しの際は、
筆洗いの池で、ふと足を止めてみてはいかがでしょうか?
2013年3月27日水曜日
鈴木家の食卓 vol.2
今日の「鈴木家の食卓」は、「家族の時間」
卒業式が終わり、ほっと一息。
これから進学する家族、社会人になる家族には旅立ちを前に慌ただしい毎日。
そんな中、久しぶりにみんなで集まってのお茶の時間です。
桜餅・よもぎの団子あたりがあるといいな。
テーブルにはそれぞれ愛用のカップが。
家族だれもがひとりひとりのカップを覚えている。
そう言う些細なことが幸せだと思いませんか?
赤ラインシリーズ
四角皿
湯呑み
汲みだし
マグカップ
三つ足小鉢
ドット柄小鉢
平皿
さら鉢
キャベツ鉢
(スプーン、デザートフォーク:木工房SEEDS)
今週末30日(土)、31日(日)は鈴木道之さんがギャラリーにいらっしゃいます。
是非お越しください。
2013年3月24日日曜日
4月の営業のお知らせ
2013年3月22日金曜日
鈴木家の食卓 vol.1
鈴木道之展、始まりました
2013年3月17日日曜日
2013年3月14日木曜日
春小物、入荷しました
昨日の嵐が去って、抜けるような青空。
庭の梅の木も満開に近くなりました。
メジロが来て、蕾から蜜をついばんでいます。
厚い衣を脱いで、風を感じるような
春の装いを楽しめるようになりました。
草木染のストールが入荷しています。
桜、マリーゴールド、栗などで染めたもの。
自然の色合いは、形容しがたいような奥行きがあります。
一口に「赤」といっても、
「朱」「紅」「茜」・・・・・と違いがあります。
日本の色の名前は、漢字や響きもいいものです。
ここで、おすすめの本を。
吉岡幸雄 「日本の色辞典」
伝統色の名の由来、染色法、歴史・文学・工芸・動植物など
様々な角度から「色」を紹介しています。
美しい1冊です。
庭の梅の木も満開に近くなりました。
メジロが来て、蕾から蜜をついばんでいます。
厚い衣を脱いで、風を感じるような
春の装いを楽しめるようになりました。
草木染のストールが入荷しています。
桜、マリーゴールド、栗などで染めたもの。
自然の色合いは、形容しがたいような奥行きがあります。
一口に「赤」といっても、
「朱」「紅」「茜」・・・・・と違いがあります。
日本の色の名前は、漢字や響きもいいものです。
ここで、おすすめの本を。
吉岡幸雄 「日本の色辞典」
伝統色の名の由来、染色法、歴史・文学・工芸・動植物など
様々な角度から「色」を紹介しています。
美しい1冊です。
2013年3月8日金曜日
桑原哲夫さんのポット
2013年3月5日火曜日
2013年3月3日日曜日
2013年3月2日土曜日
旅人のコート
昨日は笠間へ出かけました。
個展「鈴木道之作品展」のPRです。
美術館やギャラリーでお会いした方々がとても良い方ばかりで、
初対面にもかかわらず快く対応してくださいました。
観光客やたくさんの人がやってくる笠間という土地ということもありますが、
「おもてなし」「サービス」という多用されている言葉を超えて
自然に滲み出ているような温かみを感じました。
帰り道に考えたこと。
旅人がコートを脱ぐように、
ほっとして心を落ち着ける安らぎのある場所にしたい。
緑隠雪村庵を。
緑を目で楽しみ、味わい、大地の香りを感じ、鳥の声を聞き、
心に触れる。
自然の懐に抱かれて
新しい力が湧いてくる森と庭を育むこと。
ささやかな日常を大切に思えるように。
と同時に日常から離れた特別な時間になるように。
雪村庵の地を守り、
緑隠雪村庵を魅力ある場所にしてゆくこと。
私に託されている役目を改めて心に刻み、噛みしめています。
まだ始まったばかり。
これからもご指導・ご助言をよろしくお願いいたします。
清宮美香
個展「鈴木道之作品展」のPRです。
美術館やギャラリーでお会いした方々がとても良い方ばかりで、
初対面にもかかわらず快く対応してくださいました。
観光客やたくさんの人がやってくる笠間という土地ということもありますが、
「おもてなし」「サービス」という多用されている言葉を超えて
自然に滲み出ているような温かみを感じました。
帰り道に考えたこと。
旅人がコートを脱ぐように、
ほっとして心を落ち着ける安らぎのある場所にしたい。
緑隠雪村庵を。
緑を目で楽しみ、味わい、大地の香りを感じ、鳥の声を聞き、
心に触れる。
自然の懐に抱かれて
新しい力が湧いてくる森と庭を育むこと。
ささやかな日常を大切に思えるように。
と同時に日常から離れた特別な時間になるように。
雪村庵の地を守り、
緑隠雪村庵を魅力ある場所にしてゆくこと。
私に託されている役目を改めて心に刻み、噛みしめています。
まだ始まったばかり。
これからもご指導・ご助言をよろしくお願いいたします。
清宮美香
2013年3月1日金曜日
春のお抹茶
緑隠ではカフェでお抹茶をお出ししています。
お茶を点てる時、茶碗に湯を注ぐと
湯気と一緒に抹茶のいい香りが立ちます。
その瞬間、それはそれはいい香りでとても豊かな気持ちになります。
こればかりはお手前する人の特権でしょうか。
今日はおいしく点てられたかな?
お客様の反応が気になるので、
お出しするとき、
「お服加減はいかがでしょうか?」と心の中でつぶやいてみたり。
作法は構わず、好きなように楽しんでいただきたい。
抹茶をいただくと、すっきりとして
心が正されるような、そんな心地がします。
コーヒーや紅茶もいいのですが、
時には「侘び」「寂び」の世界もいいものです。
3月からは紅白の和三盆の干菓子を添えてお出しします。
どうぞ、ご堪能ください。
余談ですが、
森下典子「日日是好日―『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」
お茶を習っていた頃から大切にしている1冊です。
また読み返したくなりました。
おすすめです。