2013年11月30日土曜日

冬の贈り物

今日から始まりました
冬の贈り物 手仕事のぬくもり

寒い冬に手触りのよいものが恋しくなります。

テキスタイルスタジオFUの毛織物。
ストール、帽子、コート。
色合いは
シンプルだけど変化のあるモノトーン。
そして鮮やかな色は深みがあるのでとても上品です。

はんどめいど唯の中村さんは編み物
独特の色使いと形は
遊びごころそのもの。

また、暮らしを楽しむものも登場します。

鵜沢ガラス工房のガラス
たとえば、
暖かい室内でお酒を愉しむ ワイングラスと酒器。
キャンドルスタンドとランプ。
そして、クリスマスから年末年始、ひな祭りまで
冬から春へと続く季節のもの。

立原亜紀子さんの陶磁器では
ディナープレート、パン皿、サラダボウル
カップ&ソーサー、ティーポット・・・
クリスマスディナーのテーブルコーディネイト。
みなさんはどんなお料理を盛り付けるでしょうか。


触れて 見て 感じる 「冬」

織物は自分へのご褒美に。
ガラスと陶磁器はギフトにおすすめです。
「贈り物」をお探しの方はお早めにどうぞ。

12/23(月・祝)まで。


2013年11月27日水曜日

12月の定休日

師走、師走・・・

まもなく始まる12月の「冬の贈り物」

来年の干支は「馬」
鵜沢ガラス工房からは「馬」のオブジェが届きます。
楽しみです。

12/23(月・祝)は営業いたします。
翌12/24(火)は振替でお休みをいただきますので、ご了承くださいませ。

お庭の ゆず























緑隠のお庭の柚子が今年はたたわに実りました。
去年は数えるほどだったので、嬉しいですね。
そして実家の木も豊作です。
朝取りの柚子、たくさん獲れました!

今日はフレッシュな実で早速シロップを作りました。
自家製の「柚子水(ゆずみず)」「柚子湯(ゆずゆ)」になります。
これからの時期は「柚子湯」がおすすめです。
冬のお散歩の合間にいかがでしょうか?

そしてこれから柚子ピールづくり。
近いうちにお出しできると思いますので
どうぞお楽しみに。

 
お店中に柑橘のいい香りが満ちていました。
自然の香りはやっぱりいいもの。
穏やかで幸せな気持ちになります。

そして何となく、年末年始に思いを馳せます。
おせちを連想させるからでしょうか・・・?

2013年11月26日火曜日

砥部焼 入荷しました















砥部焼の窯元・中田窯から
そば猪口・飯碗・小皿・プレートが届きました。

とても丈夫で、毎日の食卓にどんどん使ってほしい器。
お正月のお料理にもおすすめです。




砥部焼とは・・・

愛媛県伊予郡砥部町は盆地の地形をいかして、
古くから焼き物が焼かれていた。

奈良平安時代には切り出された砥石が「伊予砥」と呼ばれて
その名が広く知られ

江戸時代になると
山から切り出された砥石屑が磁器の原材料となることを知り、
たくさんの試行錯誤を経て、白磁器の焼成に成功した。

2013年11月17日日曜日

土鍋ワークショップ 窯焚き

ワークショップ「土鍋づくり」の2回目
米川利夫さんの「陶房ときわ」で、窯焚きをしました。

米川さんは早朝4時に窯に火を入れ、
約20時間にわたる焼成が始まりました。

参加のみなさんはそれぞれに集まり、穴窯体験がスタート!
力強い助っ人
城里町在住の陶芸家・園部智子さんも手伝いに来てくれました。
















午後3時、緑隠からは出張で「コーヒーの時間
陶房の木漏れ日の中でお茶の時間です。
















差し入れにたくさんのお菓子をいただきました。
ありがとうございます。

さて、ここからが後半戦。
薪を運び、竹を割り、大忙し。
みなさん初めての作業なので米川さんに聞きながら
窯に木をくべます。





































時間が経つのもあっという間で、
時折空を見上げると、夕暮れまで空が刻々と色を変えていました。
美しい秋の一日、そんな言葉がぴったりの時間でした。

やがて煙突からは火柱が立ち、
ごうごうという音と共に、火の勢いが増してゆきました。































最後は竹をくべて、一気に火の力を強めました。
竹の燃える音が深夜の静寂に響く・・・
いよいよクライマックスです。

午前零時をまわった頃、火を落としました。
入口を塞い徐々に熱を冷まします。

途中、タヌキという思わぬゲストやパプニング、
書ききれない程の数々のエピソードが誕生し
全2回にわたる「土鍋ワークショップ」が終了しました。


深夜までご参加いただきまして、ありがとうございました。
ご協力いただきました米川さんに深く深く御礼申し上げます。

2013年10月31日木曜日

木工房SEEDSのひとり盆

ひとりでの食事はついつい手を抜いて
ごはんと、あり合わせのものや漬物で済ませてしまうこともあります。

せめて器ぐらいは整えて、と
小皿や小鉢を組み合わせます。

木工房SEEDS・佐々木さんの「ひとり盆



このお盆に茶碗とお箸、居間のテーブルに運んで
ひとり気ままに食事をするのにいいかもしれない。

お正月などのハレの日には
酒器を載せても。

思い思いの使い方をお楽しみください。

盆 木工房SEEDS
椀 米川利夫
皿 鈴木宏美

米川利夫さんの角皿

「土鍋づくりワークショップ」で講師をお願いした、米川利夫さん。

米川さんは地元の御前山の土を長い時間かけて陶土にしています。
とても根気のいる作業ですが、
自前の土や釉薬から独特の作品が生まれます。

(先日のワークショップでは御前山の土を使わせいていただきました)

今回、藍釉や粉引のいつものラインナップに加えて
灰釉や焼締めのものもご覧いただけます。



灰釉打紋角皿

栗の木・葉・イガの灰を使っているとのことです。
そう聞くと、栗のお料理を盛りたい感じです。

渋い緑色が味わい深いお皿です。

2013年10月30日水曜日

桑原哲夫さんの注器

ポットや急須で人気の桑原哲夫さんの作品

一度使うと使い勝手のよさに手放せなくなります。



炭化醤油差し

イチジクの形にも
小さな動物のようなかわいらしい姿にも見えます。
手に取ると驚くほど軽いのです。

ロクロで挽いた後、蓋をつけています。
注ぎ口や蓋の作りの仕上げがとても丁寧です。
道具としての美しさ。


「ごはんもの」をもうひとつ。

急須はお茶のものですが、
毎度の食事に欠かせないものです。

焼締めの急須を見ていたら
お茶漬けが食べたくなりました(笑)



茶碗に急須。
お夜食セット、できあがり。

急須 桑原哲夫
碗  米川利夫

2013年10月27日日曜日

それぞれの粉引

白が好きです。

花も服も器も。夏には夏の白、冬には冬の白。
白いものに目が止まります。

展示の作家の器を見ていたら、共通点がありました。

粉引

凛とした白から、ぽってりとした白、それぞれの肌と色味。


(左より、沼田智也、桑原哲夫、米川利夫、鈴木宏美)

米川さんはたっぷりとして暖かい
桑原さんはすっきりと潔い
鈴木宏美さんのものは少し黄味を帯びた陽だまりのような温もり
沼田さんの白は貫入や景色も味わい深い

これは私の印象で
手にしているみなさんもそれぞれに感じるものがあるようです。

同じ技法から生まれる独自のものづくり。

見比べるのもの面白い。


「粉引」とは
李朝から伝わった陶器。
素地の上に白化粧土を掛け、透明釉薬を施したもの。
独特の柔らかい風合いが永く日本人に愛されています。

2013年10月26日土曜日

土鍋ワークショップ かたちを作る

今日は「ごはんもの」のイベント「土鍋づくりワークショップ」でした。

今朝は台風の影響で悪天候だったので、みなさんのアクセスを心配しましたが
無事、全員揃って始まりました。
そして、「今から参加できますか?」と問い合わせも入り、
日立から車を走らせて、1時間遅れで参加されたかたも
いらっしゃいました。


講師は米川利夫さん。

常陸大宮市野口(旧・御前山村)に「陶房ときわ」をかまえ、
作陶されています。

タタラ作りでの作り方のデモンストレーションの後、
鍋の部分から成形が始まりました。







蓋は持ち手やつまみ部分を思い思いの形に。
線刻で模様を描いた方もいらっしゃいました。



ひとまず形作りの完成!
次回は11/16(土)、穴窯での焼成です。
窯入れの様子もレポートしますので、お楽しみに。